共有プリンタのクライアントとしてWindows Vista®を使用している環境下でプリンタードライバーのバージョンアップ(新規追加)を実施した場合の注意事項
2009年1月28日 更新
発生事象
共有プリンタのクライアントとしてWindows Vista®を使用している環境下でプリンタードライバーのバージョンアップ(新規追加)を実施した場合、クライアント側で[ドライバーの更新が必要]という表示がされ、印刷が不能になることがあります。
発生条件
以下のような条件の下、上記の事象は発生します。
- ART-EXドライバー,PSドライバーがインストールされた環境で、どちらか一方のドライバーのみバージョンアップをした場合
- 複数機種のプリンタードライバーがインストールされた環境で、インストールされているドライバーのうち一部機種のドライバーのみバージョンアップした場合
- ART-EXドライバー(またはPSドライバー)がインストールされた環境で、PSドライバー(またはART-EXドライバー)を新規インストールした場合
- プリンタードライバーが既にインストールされている環境に、別の機種のドライバーを新規インストールした場合
上記のような場合、印刷不能になったドライバーに対しても、ドライバーの更新がVistaクライアントで必要となります。 本現象は、以下の設定をすることで回避することができます。
回避方法
< クライアントPC上でグループポリシーの設定変更 >
- Windows Vista®クライアントに、管理者権限にてログオンする
- コマンド プロンプトを開き、コマンド"gpedit.msc"を実行し、[ローカル グループ ポリシー エディタ] が開く
- 左側のツリーより、以下の順番で、ツリーを開く。
- ユーザーの構成
- 管理用テンプレート
- コントロール パネル
- プリンタ
- 右側のペインより[ポイントと印刷の制限] をダブル クリックする。
- [設定] タブより[無効] のラジオ ボタンをクリックする。
- [OK] をクリックし、ウィンドウを閉じる。
- [ローカル グループ ポリシー エディタ] を終了する。
本件に関する詳細情報につきましては下記URLをご参照ください。
http://support.microsoft.com/kb/946225/ja