「令和4年度製品安全対策優良企業表彰」技術総括・保安審議官賞を受賞

2022年11月30日

富士フイルムビジネスイノベーション株式会社は、経済産業省が主催する「令和4年度製品安全対策優良企業表彰」の大企業製造・輸入事業者部門において、技術総括・保安審議官賞を受賞し、11月29日に表彰式が行われました。

本表彰は、経済産業省が、企業における製品安全に対する意識の向上と、事業活動や消費生活において製品安全を重要な価値として位置付ける「製品安全文化」の定着を図り、製品安全の持続的な向上と、安全・安心な社会をつくることを目的として、平成19年度から実施しているものとなり、今回で16回目となります。製品安全活動に積極的に取り組む民間企業を「製品安全対策優良企業」として表彰します。

表彰式の様子

選出理由

過去事故の教訓を踏まえた製品安全管理体制の継続的・発展的運用

過去の製品事故を契機として見直した製品安全管理体制を継続的に運用するとともに、年間目標の設定やレビュー実施によるプロセス改善を推進している。その一環として、収集した国内外での事故・不具合情報に基づいて安全基準や設計基準の見直しを図っており、直近では製品内部での発火・延焼を断ち切ることをコンセプトとした新たな安全構造要求を定義し、新製品への導入を進めている。

リモート管理システムによる事故未然防止の取組

プリンタ製品内で発煙・発火源となりうる定着ユニットについて、設計段階での安全保護機能によるリスク低減策に加え、製品の稼働状態をクラウドシステム経由で把握し、事故の予兆がないかをモニタリングする仕組を設けている。当該部品において不具合に関連する特性値に異常が見られる場合は、交換部品とともにサービスマンを派遣することなどにより、製品事故の未然防止を図っている。

セーフティマネージャー制度による製品安全の社内推進

設計・生産を含めた主要部門や国内外の関連会社に安全推進担当者として「セーフティマネージャー」を配置し、組織内の安全教育推進、各組織の課題対応活動、各安全会議体における審議事項の共有を担わせている。また、製品開発プロセスにおける「システム合同点検」にセーフティマネージャーの参画をルール化することで、製品安全の視点からの検証を行うとともに、セーフティマネージャーが有する知見の共有と伝承を推進している。

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