富士フイルムビジネスイノベーションジャパン 健康経営宣言

富士フイルムグループ一体の健康推進活動を強化するため、2019年9月に「富士フイルムグループ健康経営宣言」を制定しました。また、2022年にはグループ健康経営宣言をベースとした「富士フイルムビジネスイノベーションジャパン健康経営宣言」を制定し、グループ全体の従業員の健康増進に対する取り組みを加速させており、社会、会社、事業が共に成長していくことを目指して、健康長寿社会の実現に貢献していきます。

さらに、従業員の健康に関する重点管理項目と年間の数値目標を定め、活動と評価のPDCAを回すことにより、健康レベルの向上に取り組み、成果を社会に発信しています。

1.富士フイルムグループ健康経営戦略マップ

富士フイルムグループでは以下の健康経営戦略マップの方針に基づき、各社が健康経営を推進しています。

2.富士フイルムビジネスイノベーションジャパン健康経営宣言

富士フイルムビジネスイノベーションジャパンは、富士フイルムグループの一員として、お客様のビジネス変革を実現する価値提供を続けるために、従業員ひとりひとりの健康を重要な財産・資源と考え、心身ともにフレッシュで明るく活き活きとした社員があふれる企業となるよう健康増進に全社として取り組み、企業も人も輝く社会の実現を目指していくことを宣言します。

活動方針

  • 従業員が心身ともに明るくいきいきと働き続けることができるよう、生活習慣病、がん、喫煙、メンタルヘルス、長時間労働を重点管理項目とし、改善に取り組んでいきます。
  • 従業員自身の健康に対する意識向上を図るための教育や、健康維持増進に向けた指導など、会社として積極的に関与していきます。
  • 社員の健康は組織長及び管理職の責務とし、自らの健康増進を率先して行い、部下の健康に積極的に関与していきます。
  • 社員自身も自らの健康を増進・維持をするための義務を負っていることを理解し、一人ひとりが積極的に健康増進に取り組みます。
  • 健康経営を実践した成果を社内外に発信し、取引先、地域の関係企業、お客様、従業員の家族などに健康経営の考え方を普及拡大していく「トップランナー」の役割を担い、社会全体の健康意識の向上に貢献していきます。

3.健康経営推進体制

富士フイルムビジネスイノベーションジャパン社長を「健康経営責任者」、人事部長を「健康経営推進責任者」とし、全国の推進を担う役割として人事部内で「健康経営推進担当者」を任命し、健康増進施策の立案・推進に力を入れています。
会社、健康保険組合、医療スタッフ(産業医・保健師・看護師など)、労働組合が一体となって従業員の健康維持・増進活動に取り組んでいます。

4.社外からの評価

富士フイルムビジネスイノベーションジャパンは、2024年3月に「健康経営優良法人2024(大規模法人部門(ホワイト500))」に認定されました。「健康経営優良法人」認定は4年連続、特に優良な取り組みを実践している上位500法人を顕彰する「ホワイト500」へは2年連続の認定となります。
経済産業省が実施する「健康経営優良法人」の認定制度は、日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業などの法人を認定する制度です。
健康経営優良法人認定制度とは

  • 健康経営優良法人2024
  • SPORTS YELL COMPANY 2024

5.重点項目

「生活習慣病」「がん」「喫煙」「メンタルヘルス」「長時間労働」を重点5領域とし、グループ共通の数値目標を目指して取り組んでいます。

重点領域 KPI 中期目標 実績
2025年度 2023年度 2022年度 2021年度
生活習慣病対策 BMI25+の従業員率 21%以下 28.6% 28.9% 29.6%
HbA1C 6.0+従業員率 6%以下 9.5% 9.6% 9.0%
喫煙対策 喫煙率 12%以下 20.4% 23.1% 24.9%
がん対策 受診率 胸部X線 100% 99.1% 98.3% 99.7%
胃部 バリウム 4.4% 20.0% 23.7%
内視鏡 90%以上 83.7% 68.0% 61.2%
胃部受診率(40歳以上) 100% 88.1% 88.0% 84.9%
大腸(40歳以上) 100% 95.0% 93.1% 89.8%
婦人科系 乳房 90%以上 94.5% 81.0% 69.1%
子宮 90%以上 87.9% 71.8% 61.1%
メンタルヘルス対策 1週間以上休業率 0.8%以下 0.93% 1.13% 0.98%
長時間労働対策 月80h以上従業員 0% 0.00% 0.07% 0.44%
  • 21年度までは欠勤・休職のみ、22年度より休暇を含めた休業者率

6.主な取り組み

富士フイルムグループ「7つの健康行動」の実践

生活習慣病・がん・メンタル不全・新型コロナウイルス感染などの予防や重症化を防ぐためには、健康的な生活習慣を身につけることが重要であることから、2020年に「富士フイルムグループ 7つの健康行動」が新設され、全従業員に実践を呼びかけています。そして「7つの健康行動」各項目の実践度を定期的に確認し、会社全体の健康水準の向上を図っています。

  1. 週一回以上、体重をはかる
  2. 自分の健診結果を確認する
  3. 週1日以上、お酒を飲まない日をつくる
  4. 1日6時間以上の睡眠をとる
  5. 平均30分/日以上歩く
  6. 直近の歩活(あるかつ)にエントリーする
  7. たばこは吸わない
「7つの健康行動」実施状況~項目別実施率~

2023年11月に実施したeラーニングのアンケートで、「7つの健康行動」の実施状況を確認しました。今後も、各項目の実施率が90%以上となるよう取組を強化いたします。(年に1回実施状況を確認していきます)

ウォーキングイベント「みんなで歩活(あるかつ)」

国内グループ全体で、チームを組んで平均歩数を競うゲーム感覚のウォーキングイベント「みんなで歩活」を2016年以降年2回実施しています。普段あまり歩かない層の行動変容も見られ、ウォーキングを通じた健康意識向上がイベントを通じて回を追うごとに浸透しています。

新型コロナウィルス感染拡大に伴い、従業員の安全確保を最優先し、2020年度春・秋の2回歩活を中止しました。2021年春から復活し、回を追うごとに各地域の健康推進担当者を含め全社でイベントを盛り上げ2024年春の歩活では、約5,700名(参加率:53.0%)が参加しウォーキングを楽しみました。歩活期間中の平均歩数も徐々に増え、「これを機に歩いてみようかな」「同僚と仕事以外でのコミュニケーションが増えた」などの感想が寄せられています

重症化予防 高リスク者への受診勧奨、特定保健指導

生活習慣病高リスク者(グループ統括産業医の定めた基準以上の社員)に対して、富士フイルムグループ健康保険組合との連携で、自宅に直接受診勧奨のレターを送付しています。さらにその後、確実な受診につながるように、各地域の産業医が健康診断結果で要再検査と判断した社員に対しては、産業保健スタッフや健康推進担当者が再検査/精密検査の受診勧奨、受診確認等のフォローをしています。
また、40歳以上の生活習慣病リスクが高い従業員に対して、健康保険組合費用全額負担にて外部管理栄養士/保健師による特定保健指導を実施しています。特定保健指導の対象者に対する受診勧奨等については人事部からも実施し、対象者の内初回面談実施率が2021年度88.6%、2022年度93.1%、2023年度80.5%、と高い割合で保健指導につなげることができています。

早期発見・早期治療により、『在職中にがんが原因で亡くなる従業員を出さない』、という強い思いをもって対策を進めています。年に一回の定期健診時に各種がん検診を受診できるよう、がん検診の重要性の啓蒙を目的としたe-learningや専門医によるセミナーの実施、また全国の各医療機関と提携し従業員が受診しやすい環境の整備を進めています。

がん検診制度
がん検診 健診方法 対象 健診間隔
胃・食道 内視鏡(X線) 35歳・40歳以上 毎年
大腸 便潜血
大腸内視鏡
35歳・40歳以上
50歳以上
毎年
在職中1回
乳房 超音波(~39歳)
マンモグラフィー(40歳~)
女性 毎年
子宮頸部 細胞診 女性 毎年
前立腺 PSA(血液) 50歳以上男性 隔年
胸部ヘリカルCT検査 40歳以上 毎年
肝臓・腎臓・脾臓・胆道 超音波 35歳・40歳以上 毎年

富士フイルムグループ健康保険組合による補助あり(40歳以上平均年間補助額、男性23,200円/人、女性39,200円/人)

大腸がんと大腸内視鏡検査

日本で罹患率の高い「大腸がん」について、従業員の理解促進と大腸内視鏡検査の重要性を周知しています。便潜血検査陽性者には全員、各地域の産業保健スタッフ/健康推進担当者から大腸内視鏡検査の受診を勧めてフォローしています。また50歳になる従業員には富士フイルムグループ健康保険組合から個別にメールを配信して、大腸内視鏡検査を勧めています。2022 年度は、9月に富士フイルムグループ国内全従業員向けのeラーニングで、産業医による「胃・大腸がん検診のすすめ」を実施しました。がん検診の大切さや、胃・大腸内視鏡検診の重要性について、より理解が深まり、検診受診につながる活動となりました。

胃がん検診

がん検診受診率をあげていくため、よりニーズに合った検診機関の選択や定期健診への組み込み、啓発活動を進めてきました。2023年度から胃がん検診は、上部内視鏡検査(胃カメラ)での受診を基本としています。

就業時間内禁煙の就業規則化と会社敷地内喫煙所閉鎖

喫煙対策として、2015年から就業時間内禁煙を推進し、喫煙者が禁煙に踏み出す環境づくりを進めてきました。喫煙者の禁煙支援とともに、会社生活での受動喫煙防止を徹底するため、2020年4月より就業時間中禁煙を就業規則化し、2020年10月には、会社敷地内喫煙所を全て閉鎖し、賃貸入居ビル喫煙所も終日使用禁止することを全社方針とし、実行しています。

2021年6月、2022年7月、2023年7月と、本社敷地内とその周辺での喫煙禁止、就業時間内禁煙、等会社方針やルールを周知するレターを発信し、継続的な啓蒙活動を実施しています。その他、継続的に禁煙推進活動を実施しており、喫煙率を着実に減少させています。

2022年
啓蒙活動を全国各支社/地域で実施し、『禁煙推進に関するタスク活動』『禁煙セミナー』『管理職による禁煙(健康)宣言書の提出』『各種禁煙プログラムの再周知』等、様々な取り組みを行いました。専門家を招き本社で開催した禁煙セミナーには、対面/オンライン合わせて約550名が参加し、喫煙が与える健康への影響などを学びました。

2023年
社内ポータルサイトへ、喫煙に関するグループ方針及びルールについて掲載。あわせて、全従業員へメールによる徹底をはかるとともにアンケートを実施、喫煙に関する意見を収集しました。その後、全管理職に対して、喫煙に関する従業員意見/コメントを展開し管理職率先垂範の周知を行いました。また、全国で就業時間中近隣喫煙所の見回りを実施し、違反者に対しては厳重注意を実施。
仲間と共に取り組むピアサポートプログラムとして、「みんなで禁煙チャレンジ」実施。約30名の喫煙者が禁煙に成功しました。

禁煙サポートプログラムの導入

富士フイルム健康保険組合が用意する各種プログラムを利用して、従業員の禁煙がスムーズに進むようにサポートしています。2022年度は各支社/地域のトップが健康推進責任者として、喫煙者への面談を通じた禁煙促進や、勉強会の開催など、全社の活動として取り組んだことで、多くの従業員が禁煙への1歩を踏み出しました。

<オンライン禁煙プログラム>
病院に行かずに、手持ちのスマートフォンで禁煙外来同様の診察が受けられるプログラムです。会社貸与のスマートフォンでの診察も認めており、禁煙の取組みへの第一歩として勧めています。2023年度は1名の応募があり、卒煙を目指しました。(禁煙に成功した場合、プログラム参加費用10,000円をキャッシュバック、実質自己負担ゼロ)

<禁煙外来の費用補助>
対面による指導でないと禁煙の継続が不安な方に勧めています。従来、10,000円を補助上限としていましたが、2022年度からは上限額を50,000円に変更しました(禁煙に成功した場合、実質自己負担ゼロ)。

<禁煙パッチ・禁煙ガムの無償配布>
禁煙に入りやすい禁煙ガムや禁煙パッチを無償配布し、禁煙へのハードルを低くしてチャレンジを支援しています。2023年度は、禁煙パッチ(5000円相当/1名)は22名、禁煙ガム(5000円相当/1名)は23名の応募があり、多くの従業委員が禁煙への1歩を踏み出しました。

体の健康とともに心の健康も重要視し、メンタル疾患にならない、長期化させないことを目標としています。

ストレスチェックの実施と活用

毎年11月、全従業員を対象としたストレスチェックを実施しています。その結果をもとに職場ごとの集団分析を実施し全部門へフィードバックしています。健康リスクが高い職場については、産業医・人事部門・組織長が連携し、原因分析、改善策を具体的に立案し職場環境改善に取り組んでいます。

個人の高ストレス者に対しては、個別にフォローメールを発信し産業保健スタッフや人事部と連携が取れる体制を整えています。

  2021年 2022年 2023年
ストレスチェック受検率 98.9% 98.7% 98.8%
セルフチェックを導入し自らを守る

従業員自身がいつでも自身の健康状態を確認できるよう、セルフチェックとして2022年1月に「心の健康アンケート」を導入しました。自身の健康状態を可視化して確認することができ、こころの不調を感じた場合には産業保健スタッフへコンタクトすることが可能です。高ストレス対象者としてアラートが上がった従業員については、人事部からも個別フォローメールを配信し、体調に問題がないかの確認や社内外の相談窓口の紹介などを実施しています。

管理職を含む全従業員の原則80時間以上の所定外労働を禁止し、疲労によるストレスや生産性低下、健康被害を防止します。

これまで月80時間以上の長時間労働者は減少傾向にありましたが、一部の管理職を中心に恒常的に発生していたことから、2021年6月より、管理職を含め月80時間以上の所定外労働を原則禁止としました。所定外労働が65時間となった時点を目安に、部門にて80時間以上にならないよう、勤務状況の把握と業務分散等の調整を行い、80時間以上を発生させない対応をとることを原則とし、どうしても調整がつかない・実施しないと経営に重大な影響を及ぼすと判断される場合にのみ、承認を得たうえで可としています。2023年度には単月の所定外労働時間80時間以上のゼロを達成しました。

ヘルスチェックで未然防止

長時間労働による健康障害の未然防止に向け、グループ全体でヘルスチェックの仕組みを活用しています。所定外労働時間が単月80時間以上、四半期平均45時間以上の場合は、ヘルスチェックアンケートの実施、上長面談、産業医面談を実施し、健康の確保や業務上の配慮を行ないます。

その他、労働時間上限到達前や勤怠未登録者を対象に自動でアラートメールを配信するなど、ITを活用して、適切な健康管理や勤怠管理を行う仕組みも強化しています。

社内健康ポータル・組織長の健康宣言展開

イントラネットに健康経営に関する情報を提供する「健康ポータルサイト」を開設しました。2022年2月から同サイトに、役員・支社長・統括長が自らと自組織に関する健康宣言を公開し、経営トップが健康経営をリーディングする全社活動であることを示しています。

女性の健康課題に対応
女性従業員の健康相談窓口開設(2022年~)

社内の女性保健師が女性従業員の相談を受け、社内の専門スタッフに相談して、適切なアドバイスをしています。

女性の健康に関するセミナーを開催

2022年9月:産業医による乳がんのセミナー動画の配信
乳がんについて理解を深め、受診促進につなげています。

2022年11月:働く女性の健康応援セミナー
外部の産婦人科医/心療内科医によるウェビナーを開催。女性のココロとカラダを学ぶことで、当事者自身がパフォーマンスを上げるセルフコントロール術を習得すること、周囲がパフォーマンスを上げるサポート力を習得することを目的に、8個のよくある質問をベースに参加者と双方向のクイズ出題などを交えてご講演いただきました。男性参加者のアンケートからは、「やさしさの半分は知識である、デリカシーの無さは当事者の痛み/苦しみに対する無知が原因という言葉が印象に残った」、「女性の心身の周期について知ることは非常に重要だと改めて感じた」、「周囲の上長や同僚(男性社員)向けにも実施してほしい」など、女性の心身について理解が深まったことが伺えました。

2023年8月:全従業員必須 eラーニング「更年期の理解とセルフケア」
ライフステージによる心身のさまざまな不調を理解することは、自らの健康の維持増進において大切なことです。女性だけの問題だと思われがちな更年期について、男性にも訪れることや、若い方もいずれ通る道であるということを理解して、対処していくために、産業医で婦人科専門医によるeラーニングを実施しました。

2024年3月:全管理職対象 eラーニング「女性特有疾患に関する理解」
女性の病気リスクは年代によって異なり、ライフステージごとに様々な疾患リスクがあります。年齢や疲れなどと判断して、知らない間に病気が進行してしまうこともあります。女性社員が気軽に上司、同僚に相談できる環境や雰囲気づくり、相談される管理職は女性社員の悩みを親身に受け止めるために必要な知識を身に着けておくことが重要と考え女性特有疾患に関して正しく理解し対処していくためのeラーニングを実施しました。

富士フイルムグループでは、がん対策も重点領域の一つとして、早期発見、早期治療に注力し、婦人科がん検診受診率の目標90%+を目指しています。婦人科がん検診を定期健診に組み込み、啓発活動を進めたことにより、着実に受診率が向上しています。(乳がん検診、子宮頸がん検診は、それぞれ上限8,000円として富士フイルムグループ健康保険組合から費用補助あり)。

お客様やパートナー企業への取り組みのご紹介

健康経営への取り組みをコラボレーションとしてご紹介しています。

実施年度 実施内容
2021年 健康経営による働き方変革への取り組み勉強会_参加企業18社
2022年 健康経営による働き方変革への取り組み勉強会_参加企業11社
健康経営コラボ_1回
2023年 健康経営コラボ_1回
  • 人事部にて実施した件数
    その他、お客様説明資料をパッケージ化し、顧客対応部門自ら説明するケースもあります(件数未カウント)

全国50以上の拠点で開催している安全衛生委員会では、各事業場において「安全衛生年間計画」を策定し、「労働災害防止」「健康増進」「安全衛生教育」の3つを共通項目で目標を設定、施策を立案し、日々取組んでいます。その中から好事例となる活動を取り上げ、月刊誌「わがまち!安衛会!」で全拠点に水平展開しています。内容として、交通事故撲滅に取組む教育、全員清掃DAYの開催、全員参加の職場環境作りなど、様々な活動を紹介しています。また、労働災害防止については、過去の災害内容を分析し発生件数が多かった転倒事故と車両事故についてKYT(危険予知訓練)を実施し、2022年度は延べ6,000人以上がKYTに取組みました。2023年度は新たに労災窓口を設置し労災に関する手続きの相談に応じています。

さらにリスクマネジメントにおいては、全国にいる約3,500名のカストマーエンジニアを対象に各組織にセーフティマネジャーを配置し、保守活動における安全活動に日々取り組んでいます。現場作業におけるKYTや、安全ガイドによる確実な作業実施、また定期的な化学物質に関するリスクアセスメント、設備・危険作業におけるリスクアセスメント等を実施しています。2024年度は労働安全衛生法改正に伴い、化学物質管理者/保護具着用管理責任者を選任し教育を完了、運用を開始しています。

労災発生件数
  2021年 2022年 2023年
労災発生件数 45件 85件 108件