超音波診断装置のプローブに装着した位置センサーにより、空間的位置情報(座標軸)を装置に送ります。
装置内で、あらかじめ取得しておいた同一患者のCT・MRI・超音波のボリュームデータと超音波プローブのポジショニングを行うことで、超音波像と同一のMPR*画像をリアルタイムに同期表示させます。
治療をサポートする機能であるRVSは治療の位置決めを補助したり、超音波検査だけでは見つけづらい小さな病変の発見をサポートします。
RVSでターゲットへのナビゲーションをしながら、穿刺ラインをリアルタイムにシミュレーションします。
ボリュームデータから作成した3Dボディーマークや、穿刺ラインとの直行断面(C-Plane)を利用することによりターゲットと穿刺ラインの位置関係を3次元的に把握できます。
RFA治療時の電極の位置にもとづいて計算される電気的物理量(電場)をCTなどの画像上に表示します。
複数本穿刺の際にも、それぞれの電極位置を反映した電場のシミュレーションが可能で、効果的な穿刺ルートを検討いただけます。RFA治療計画の手技改善が期待できます。
CT/MR撮像時に、omniTRAXブラケット(CIVCO社製)を装着することで、簡便な位置合わせが可能です。
また、RVS検査中、被検者の位置を検出し、体位変換等による位置ずれがあっても同期した状態を保つことができます。
VirtuTRAXブラケット(CIVCO社製)を用いて針先を追跡することで、RFA焼灼時の針先位置を確認できます。また、針のたわみによる針先の表示位置のずれを補正する機能も搭載しています。