イメージセンサーはデジタルカメラや携帯電話にとどまらず、自動車やセキュリティなどその応用分野が次々に拡大しています。イメージセンサーには、マイクロカラーフィルターが基幹部材として使われています。当社の「Wave control Mosaic (WCM)」は、このマイクロカラーフィルターを製造するための着色感光材料製品です。当社はフォトレジストで培ったミクロな感光性ポリマー技術に、極限まで微粒化した着色顔料を均一に分散する技術を融合させて開発しました。
さらに、近年では、イメージセンサー自体の低背化、低コスト化の要求が厳しくなってきており、WLP(ウエハレベルパッケージ)の技術開発がさかんに行われております。当社では、製品の画質に影響を及ぼすノイズを低減させるため、高い遮光性と低い反射率を実現させた黒遮光材料や近赤外波長の透過を制御するIR関連材料の開発に成功しました。環境に配慮するとともに、次世代イメージセンサーの未来を切り開いていきます。