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日本

導入事例システムインテグレーター M社

スペックでは分からないレンズの「本当の解像性能」。
一目瞭然にしたキーツールとは?

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システムインテグレーターM社では、ビジョンシステムで検査を行う企業の要望に合わせ、カタログのスペックを基にレンズを選定していました。しかし、スペックが同じであっても、メーカーが異なると解像性能に大きな差が出ることがあり、常にベストなレンズを提供できないもどかしさを感じていました。

課題
  • ベストなレンズを提案したいが、スペックだけでは本当の解像性能が判別できない。
  • 複数のレンズを正確かつ簡単に比較評価する方法がない。
レンズ解像度評価ソフト「Lens Visualizer」活用後
  • スペックが類似する複数レンズの解像性能の差が一目瞭然となり、客観的な比較が可能に。
  • 富士フイルムによるレンズの比較評価のサポートにより、正確な性能が分かり、お客様への最適な提案を実現。
課題1: お客様それぞれにベストなレンズを提供したい。問題1: スペック表に載っている情報だけではレンズ選択の基準として不十分。課題2:複数のレンズの解像性能を比較したい。
問題2: 簡単に複数のレンズの解像性能を比較評価できる方法がない。

開発中や稼働中のビジョンシステムでレンズを試して比較できれば、ベストマッチングの可能性は高まり、お客様からの信頼もさらに高まります。しかし、この方法はお客様の開発や稼働中のシステムを中断させることになり、現実的ではありません。M社では「同レベルのスペックを持つ複数のレンズの解像性能を、試用した場合と同様に目で比較評価できないものか…」と考えていました。

課題解決のポイントは、
「確かなレンズ評価基準」と「類似製品の客観的な比較」

課題1の解決策: 「Lens Visualizer」で正確な性能評価が簡単に。

一般的にレンズにはレンズメーカーの設計思想が反映されており、メーカーごとに、性能を最大限に発揮できる撮影距離や絞り値があります。一方、それ以外の撮影条件になると解像性能が低下することがあります。また、レンズの中央と周辺部では解像性能が異なることもあります。しかし、それらはスペックだけでは分からないのが実情です。
富士フイルムが開発したレンズ解像度評価ソフト「Lens Visualizer」は、撮影エリアの中で解像度の高いエリアを赤、低いエリアを青で表示し、誰でも簡単に、解像度の高さと分布を把握できます。M社の担当者は、展示会で富士フイルムが「Lens Visualizer」を使って複数のレンズを評価するデモを見て、「お客様の撮影条件を基にこのソフトで解像性を検証できれば、検査内容も、撮影距離や絞りも異なるさまざまな業種のお客様に、自信を持ってレンズが提案できる」と喜んでくださいました。

課題2の解決策: 富士フイルムの比較評価サポートで、ベストな提案が可能に。

後日、M社の担当者は富士フイルムへ、「FUJINON『4D High Resolution』対応マシンビジョンレンズを含む複数メーカーの候補レンズについて、『Lens Visualizer』でレンズの解像性能を比較したい」とご依頼くださいました。スペックでは分からない、レンズの真の実力を知ることで、お客様により良い提案をするためです。M社では、「富士フイルムのサポートが得られれば、ビジネスをさらに広げることができる」と期待を寄せてくださっています。
さらに、FUJINON「4D High Resolution」対応マシンビジョンレンズについては、「Lens Visualizer」による検証で、撮影距離や絞りが変わっても画面の中心から周辺部まで赤で表示され、均一な解像性能を保持していることを実感。M社の担当者は、「FUJINON『4D High Resolution』対応マシンビジョンレンズであれば、撮影条件に関係なく、画面内の解像性が均一だということがひと目で分かり、信頼感がより高まりました」ともおっしゃってくださいました。

課題解決に導いた富士フイルム独自技術
レンズ解像度評価ソフト「Lens Visualizer」によるサポート
  • * 「Lens Visualizer」の貸し出しや提供は現時点では行っておりません。ご使用を希望の場合は、当社レンズの代理店もしくは当社へ直接お問い合わせください。
  • * このストーリーは、事実に基づき当社で再構成したものです。