エレクトロニクス製品をはじめ数多くの情報機器に、なくてはならないのが光学部品のコーティング技術。当社は、多層反射防止膜の実用化にいちはやく取り組み、古くは1964年東京オリンピックのカラー衛星中継用から、多層反射防止膜付ズームレンズおよび、光分解光学系が数多く使用された実績をもっています。
現在では、反射防止膜・色分解光学系はもとより、リングレーザージャイロ用ミラー、偏光ビームスプリッターなど、紫外線から赤外線までの広い波長範囲において、あらゆる要求に応えられる膜設計および製造技術を備えております。
光には、目に見える可視光線だけでなく、長波長の赤外線、また、短波長の紫外線など、幅広いレンジがあります。この光の中から特定の波長帯だけを選択できるのがダイクロイック・フィルターであり、ミラーなのです。
- 透過域の透過率が高く、リップルが少ない。
- 半値のバラツキが小さい。
シフトレスフィルターは激しい温度変化の生じる環境でも特定の波長を抜き出すダイクロックコーティングの分光特性に変化が生じないよう設計されたフィルターです。高温の熱源を持つプロジェクターや宇宙で使用される人工衛星用光学系などに用いられています。
長時間にわたって高温にさらされたレンズには、そのままでは気泡やクラックが生じ、レンズを破壊してしまいます。この高温からレンズを守ってくれるのが、この耐熱フィルターです。
- 500℃X24時間連続使用保証。
赤外線を透過させるコーティング。
ゲルマニューム、シリコンなど各種基板に対して下記のコートが可能です。
- 高透過率のショートパス・ロングパスフィルター。
- 各種の中心波長・半値幅をもったバンドパスフィルター。
- 広帯域の反射防止膜。