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川崎重工業(株)インタビュー協力者の写真

導入事例川崎重工業株式会社

川崎重工業株式会社

企業プロフィール

会社名

川崎重工業株式会社

業種

総合重工業メーカー(航空宇宙、ガスタービン・機械、船舶海洋、プラント・環境、精密機械、車両、モーターサイクル&エンジン)

本社所在地

〒650-8680 神戸市中央区東川崎町1丁目1番3号

URL

事例の詳細

事業内容を教えてください

川崎重工業株式会社 航空宇宙システムカンパニー 航空エンジンディビジョンでは、主に民間用航空機エンジン部品の製造を行っています。
航空機エンジン部品は高温・高圧力下で回転する部品が多くあり、微小な欠陥でも破損の原因となるリスクが高いため、航空機の安全性、さらには人命を預かる上で非常に重要な部品です。
このような部品に対して、非破壊検査を駆使して部品の表面や内部の欠陥を調べることで品質保証を行っています。 特に放射線透過試験(RT)は、部品内部の欠陥を検出するのに適した手法であり、エンジン部品の溶接部検査に活用しています。

航空宇宙システムカンパニー 濱村 教弘さま
(一般社団法人 日本非破壊検査協会NAS410 Level 2)

デジタルRTシステムの検討背景を教えてください

フィルムRTでは、フィルムの取り付け・取り外し作業や、現像処理、暗室での判定作業など手作業が多く、検査業務にかかる工数が大きな課題でした。また、フィルムや薬品にかかるコスト削減もデジタル化の検討を開始した目的のひとつです。特に微小な欠陥の検出が求められる航空機エンジン部品においては、高品質なデジタルRT画像を確保することが課題であると感じていました。

どのようにデジタル化を推進しましたか

2014年にDynamIx HR²を導入し、まずは自社設計部品の一部からデジタルRTを適用しました。富士フイルムさまのデジタルRT講習を受講しながら、すぐに量産化を実現することができました。その後約2年間CR(Computed Radiography)を活用しデジタルRTのノウハウを蓄積した後に、デジタルX線画像を即時に取得できる富士フイルムさまのDDA(Digital Detector Array)システムと、当社の6軸カワサキロボットを組み合わせることで、X線撮影作業の全自動化を実現する「オートメーションDDAシステム」を導入しました。航空宇宙分野においては日本で初めてDDA撮影のNadcap*1認証を取得することができ、現在は航空機エンジン部品の検査でオートメーションDDAシステムを活用しています。

  • *1 Nadcap:航空宇宙・防衛部品製造における国際認証制度

航空宇宙システムカンパニー 笠井 秀幸さま
(The American Society For Nondestructive Testing Level 3)

デジタルRTシステム導入後の効果を教えてください

オートメーションDDAシステムを導入したことによる撮影作業の自動化の効果は顕著で、溶接箇所が最も多い溶接構造体の検査では、作業工数を画期的に短縮することができました。撮影作業を自動化することで、撮影している間に検査を行うことができ大幅な検査業務の効率化を実現しています。
また、撮影したデータはすべてVUサーバーを活用して一元管理することができます。航空業界では有事の際、飛行安全を証明するために、検査画像を即座に顧客へ提供する必要がありますが、VUサーバー上で検査IDや日付からデータを絞りこみ検索することができるので、フィルムに比べ検索性を大幅に向上させることができ素早いレスポンスが可能となりました。
さらに、フィルムRTでは、ルーペを使用して細かいきずを観察する必要がありましたが、DynamIx VUを活用することで、モニター上で拡大率を調整することができ、きずの長さ計測も簡単にできるようになりました。フィルムと比較して画像のぼやけも少なく、操作性・視認性が向上したことにより、検査員の作業負担を軽減することができました。

航空宇宙システムカンパニー 北郷 雅さま
(The American Society For Nondestructive Testing Level 3)

今後の取り組みについて教えてください

航空宇宙分野で世界初となる自動欠陥検出の適用について、御社とともに推進していきたいと考えています。人命を預かる航空機エンジン部品の検査では、きずの見落としがあった際、重大な事故に繋がるケースもあります。日々検査員は相当な心理的プレッシャーを抱えながら業務に取り組んでいる中で、御社のスクリーニングAIがきずの箇所を自動抽出し、検査員をアシストしてくれることで、検査員の作業負担の軽減・検査品質の向上が図れると考えています。今後は、さらに自動欠陥検出データから欠陥発生の統計分析・原因究明、検査レポートの自動化も視野に、引き続き御社と開発を進めたく考えています。

川崎重工業(株)インタビュー協力者の写真

導入ソリューション

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