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日本
大検社集合写真

導入事例株式会社 大検

株式会社 大検

企業プロフィール
会社名

株式会社 大検

業種

非破壊検査会社

本社所在地

〒570-0022 大阪府守口市暁町4-27

URL
事例の詳細
事業内容を教えてください。

当社は1967年に創業して以来、発電所関連や橋梁、高層ビルなどの非破壊検査サービスをとおして社会の発展に貢献している検査会社です。
超音波探傷、磁気探傷、浸透探傷、渦電流探傷、ヘリウムリークテストなどを手掛けておりますが、中でも放射線透過試験(RT)が全体の5割を占めています。

デジタルRTシステムの検討背景を教えてください

放射線透過試験(RT)を当社事業の中心に据えている中、2017年にデジタルRTの規格であるJIS Z 3110が制定され、今後RTもデジタル化への切り替えが加速していくと感じていました。他社に先駆けてCRシステムを導入し、早い段階からデジタルRTのノウハウを溜めることで、業界の変化にスピーディーに対応しようと検討を開始しました。

取締役 技術部統括部長 中江 順一 さま
(社団法人 日本非破壊検査協会認定 RTレベル3保持者)

当社DynamIx HR²導入の決め手を教えてください

故障した時のバックアップ体制は非常に重要でした。デジタルRTの案件を受注したあとに、万が一CRが故障するとお客さまに迷惑がかかってしまいます。その点、国内メーカーである富士フイルムさまは保守サポート体制がきちんとしており、早急に対応いただけるため安心して導入に踏み切ることができました。
また、DynamIx HR²は他社さまのCRと比較して像質が非常に鮮明であり、当社の仕事に適応できると確信を持てたことも大きな決め手になりました。加えて、初めてフィルムからデジタルへ移行するにあたって不安はありましたが、営業の方のサポートも手厚く、色々と相談に乗っていただける点も導入前後で良かったなと感じたポイントです。

取締役 営業部部長 瓜生 賢太郎 さま
(社団法人 日本非破壊検査協会認定 RTレベル3保持者)

導入後の効果を教えてください

まず初めに、DynamIx HR²を導入したことで調査業務が効率化されました。
フィルムRTと比較して現像処理の手間が不要になったことに加えて、フィルムの場合はX線の透過量が足りずに再撮影になるケースもありましたが、DynamIx HR²ではダイナミックレンジが広いため、再撮影の頻度が低下しました。
その結果、どの検査員が担当しても同じ品質で効率的な検査ができるようになりました。
さらに、橋梁の送電ケーブルの変形を確認する調査でもDynamIx HR²の導入は大きな効果をもたらしました。以前は一日に何十枚ものフィルムを撮影したあと、夜間に宿泊先で水洗から乾燥までの処理を行っていました。そのため、計測作業は翌日になってしまうことが通例でした。しかし、DynamIx HR²を導入したことで、撮影したIPを読み込むだけで画像の確認から計測までの一連の作業を現場で行うことができるようになりました。この結果、検査員3名が5日間かけて行っていた作業を約4割近く効率化することができました。
次に、調査業務に関する心理的ストレスも大幅に軽減されたように感じます。
検査画像を確認する際はPC上で画像の拡大・縮小ができるので観察しやすくなり、暗室での作業もデジタルRTの場合は必要ないため、より働きやすい環境で検査ができるようになりました。

技術部 技術課課長 山中 悠吾 さま
(社団法人 日本非破壊検査協会認定 RTレベル3保持者)

検査員がPCで操作している写真
今後の取り組みについて教えてください

現在はお客さまのご依頼に合わせてフィルムあるいはデジタルでRTを請け負っていますが、今後ますますデジタル化が進展していく中で、当社が蓄積してきたデジタルRTのノウハウを生かして社会の発展に貢献して参ります。また、当社はガンマ線照射室も社内に完備しており、JIS Z3110に則った検査依頼にも対応できますので、ぜひお気軽にお声がけください。

導入ソリューション

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