「オブジェクト形式のテープ」で安全・低TCOの大容量データ基盤を実現
企業の保有データ量が爆発的に増加する中、BCP対策や長期的な蓄積データの分析・利活用のため、より安全・低コストでの大容量データ保管が求められています。
クラウドの利用が増える中、上記のような日常的にアクティブには使用しない「コールドデータ」を、同じクラウド内の低料金の領域に自動で再配置できる大容量・低コストのクラウドストレージも多く提供されています。しかし、いざという時のダウンロード費用が高額であることや、近年はサイバー攻撃のリスクを勘案したオンプレミス基盤への需要も高まっています。
FUJIFILM オブジェクトアーカイブは、多くのクラウドやオブジェクトストレージと同じデータ形式(オブジェクト形式)と使い方で、大容量・安全・低コストの「テープストレージ」にデータを保管できるソフトウエアです。業界標準のS3互換API*で「テープストレージ」を透過的に連携できるようにし、拡張性とコスト効率に優れたデータ階層化を実現します。
*S3互換API:Amazon社が提供するクラウドストレージサービス「Amazon S3」とデータ通信を行うためのインターフェース。APIはApplication Programming Interfaceの略。
「オブジェクトストレージ」と「テープストレージ」をつなぐ価値
DXで利用が加速する「オブジェクトストレージ」のメリット
オブジェクトストレージはファイルストレージと比較し、データ容量の増大に応じて柔軟な拡張が可能です。階層を作らず多様なデータをフラットに扱う上、豊富なメタデータの付与でデータ内容が把握でき、HTTPでアクセス可能など、データの検索・制御がしやすいのが特徴です。ペタバイト時代のデータ蓄積・活用基盤として注目され、すでにクラウドストレージでは主流となっています。
クラウドネイティブ
メタデータによる管理
HTTPでのデータアクセスが可能
技術革新が目覚ましく再注目される「テープストレージ」のメリット
近年の技術革新によりHDDやSSDと比べ容量単価・TCOを最小限まで削減でき、オフライン保管(エアギャップ)によるサイバー攻撃リスクの低さや、大容量化技術も実証された高い将来性から、世界的IT企業・研究機関がビッグデータの長期保管に活用しています。
ストレージコスト削減
サイバー攻撃に強い
クラウドロックイン対策に有効
2つのストレージを連携し長所を最大化するソフトウエア「FUJIFILM オブジェクト アーカイブ」
FUJIFILM オブジェクト アーカイブは、「オブジェクトストレージ」と「テープストレージ」をつなぎ、オンプレミスのオブジェクトデータをシームレスに拡張しながら、大幅なコスト削減に貢献します。また、クラウドロックインの回避やS3互換APIの連携による企業データの一元的な集約管理も可能となります。