富士フイルムは、社会課題の解決と持続可能な社会の実現への貢献を目指し、「ヘルスケア」「エレクトロニクス」「イメージング」の3つのセグメントで事業を展開しています。
「ヘルスケア」セグメントでは、アンメットメディカルニーズへの対応や医療サービスへのアクセス向上など社会課題の解決に取り組み、予防・診断・治療の領域で健康的な社会づくりに貢献しています。メディカルシステムでは、当社の強みであるAI・IT技術と幅広い製品ラインアップを活かして、医療分野における新たな価値の創出と課題解決に取り組んでいます。また、新興国を中心に健診センター「NURA」の展開を進め、日本の健診文化を世界へ広めています。バイオ医薬品の開発・製造受託(CDMO)をはじめとするライフサイエンスの領域では「Partners for Life」を掲げ、高品質なバイオ医薬品の安定供給や、先進医療分野である遺伝子・細胞治療薬のプロセス開発・製造受託を推進し、先端の治療薬創出・供給を支えています。
「エレクトロニクス」セグメントでは、AIやデジタルトランスフォーメーション(DX)など、社会の変化とともに生まれる新たなニーズをとらえ、人々の生活や産業を支える半導体材料や先進的な機能性材料などを幅広く展開しています。成長分野である半導体材料では、グローバルに安定供給する体制を構築し、最先端材料にも対応する幅広いラインアップで多様な顧客のニーズにこたえ、世界で最も信頼される半導体材料パートナーとなることを目指しています。
「イメージング」セグメントでは、撮影したその場で写真をプリントして楽しめるインスタントフォトシステムやハイエンドのミラーレスデジタルカメラ、プリントサービスといった写真関連の製品・サービス加え、放送・映画用レンズや遠望多目的カメラ、プロジェクターといった映像に関する技術やノウハウを活用した製品・サービスを提供しています。写真や映像が持つリアルなコミュニケーションの力を活かした価値ある製品・サービスを提供し、豊かな社会に貢献していきます。
富士フイルムグループは2024年1月20日に90周年を迎え、その節目に当たりグループパーパス「地球上の笑顔の回数を増やしていく。」を制定しました。私たちの強みである技術力と多様な人材が持つ知恵を結集しイノベーティブな価値を提供することで、地球上の人々に幸せな笑顔が何度も訪れるよう、これからも挑戦を続けてまいります。
代表取締役社長・CEO 後藤 禎一