住民異動時の行政手続きを効率化する「異動受付支援システム」が「引越しワンストップサービス」に対応

受付手順を統一し自治体職員の負担軽減と住民サービスの向上に貢献

自治体関連

富士フイルムシステムサービス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井上 あまね)は、住民異動時の自治体窓口における手続きを効率化する「異動受付支援システム」の新機能として、「引越しワンストップサービス」を通じた申請に対応する機能を2月6日より提供します。

「引越しワンストップサービス」は、デジタル庁が全ての自治体を対象に推進している、引越し時の市区町村への行政手続き等をオンラインにて一括で行うことを可能とする仕組みです。引越しをする住民は、2月6日より全自治体で、マイナポータル※1を通じて、転出届の提出や転入先の市区町村への来庁予約が可能となります。今回提供開始する「異動受付支援システム」の新機能は、マイナポータルを通じて申請された情報を本システムに取り込み※2、システム上で異動届や各種申請書を自動で作成することができる機能です。

自治体においては、マイナンバーカード保有の有無や国外からの転入者など、申請者ごとにさまざまな転入受付パターンがある中、2月からの「引越しワンストップサービス」の開始に伴い、受付パターンがさらに増えることになります。今回当社が提供開始する「異動受付支援システム」の新機能を導入いただくことで、複数の受付パターンを同一の手順で処理することが可能になることに加え、受付データを一元管理できるため、自治体職員の負担軽減と業務効率化を実現するとともに、申請者の待ち時間が減ることで住民サービス向上にも寄与します。

富士フイルムシステムサービスは、全国シェアNo.1の戸籍総合システムや、自治体窓口のアウトソーシングを通して得られた自治体業務に関する知識やノウハウを活用し、今後も自治体DXの加速に貢献します。

  • ※1全国民が利用できる、政府運営のオンラインサービス。マイナンバーカードを使って登録・利用することが可能で、マイナポータルを通じて行政手続き等をオンラインで行うことができる。
  • ※2マイナポータルから申請された情報は、市区町村が導入している申請管理システムを通じて「異動受付支援システム」に取り込まれる仕様。

異動受付支援システムについて

「書かない窓口」の実現に向けて、転出証明書の印字項目をOCRで読み込みテキストデータ化することで、住民が住民異動届へ記入することなく、システム上で申請書を作成することが可能となるシステム。申請書記入の負荷軽減による住民の満足度向上につながるとともに、従来手間がかかっていた手書き文字の判読や、記入漏れや書き間違いなどによる自治体職員の補記等の手間を軽減することで業務効率化を実現します。

「異動受付支援システム」の詳細についてはこちらをご参照ください

「異動受付支援システム」導入イメージ

本件に関するお問い合わせ先

富士フイルムシステムサービス株式会社

経営統括本部 人事総務部 総務グループ

TEL:03-3291-2609