ArcWizShare連携をインストールする際、連携先コンテキストサーバーのアドレスとして、正しいアドレスを指定しても接続テストに失敗します。対処方法を教えてください。(ArcWizShare連携Ver.1.0.0)

回答

【対象環境】DocuWorks Context Service ArcWizShare連携 

ArcWizShare連携をインストールする際、連携先コンテキストサーバーのアドレスとして、正しいアドレスを指定しても接続テストに失敗する場合の対処方法について解説します。
1) コンテキストサーバーが正常に稼動しており、サーバーアドレスとユーザー名、パスワードをすべて正しく入力していても、下記のメッセージが表示され接続テストに失敗する場合があります。

メッセージ:

「連携先コンテキストサーバーに接続できませんでした。以下の原因が考えられます。
−正しいユーザー名または、パスワードを入力していない
−プロキシサーバー経由でコンテキストサーバーに接続している
−コンテキストサーバーから応答がない、またはコンテキストサーバーが停止している」

警告メッセージ


このような現象が発生した場合には、以下のような対処方法が考えられます。

※画面イメージはArcWizShare連携 Ver.1.0.0です。


【原因 1】
Active Directory® 環境でWindows® 2000サーバーにArcWizShare連携をインストールした場合、[文書提供者(必須)]の設定にUPN形式(例:user@example.fujixerox.co.jp)のユーザー名を使用していると発生します。

【対策 1】
NT形式(例:domain¥username)のユーザー名を使用してください。


【原因 2】
コンテキストサーバーと同じコンピューターにArcWizShare連携をインストールする場合、Windows Server® 2003 SP1以降で実施されたセキュリティ対策の影響により、連携先コンテキストサーバーのアドレスとして指定したFQDNが、Windows® のフルコンピュータ名と一致しない場合などに、文書提供者の認証に失敗する現象が発生します。連携先コンテキストサーバーアドレスと、Windows® のフルコンピュータ名が一致するかを確認してください。

フルコンピュータ名を確認するには、以下の手順で操作してシステムのプロパティを表示します。

[マイコンピュータ>コントロールパネル>システム>コンピュータ名]、または、[スタート>設定>コントロールパネル>システム>コンピュータ名]

システムのプロパティ画面


【対策 2】

【対策 2-1】
一致しない場合には、下記のMicrosoft社発行のサポート技術情報を参照して回避策を実施してから、インストールをやり直してください。

  http://support.microsoft.com/kb/896861/ja

【対策 2-2】
ArcWizShare連携Ver.1.0.1以上では、Windows® のセキュリティの影響によるエラーメッセージが表示された場合、【対策2-1】を適用することで対応可能ですが、連携コンテキストサーバーアドレスを適切な形式で設定することでも問題を回避することができます。詳細はサーバーガイド、あるいは、ArcWizShare連携のヘルプの[エラーコード一覧]の“0x80040203”の項目を参照してください。