DocuWorks ドキュメントトレイ オプションと親展ボックスビューワーを利用して、1つの親展ボックスを複数人で確認したいのですが、注意することはありますか?

回答

【対象環境】DocuWorksドキュメントトレイ オプション 

1つの親展ボックスには1台のPCだけからアクセスするように運用してください。
1) 複数のPCで、同じ親展ボックスを参照する設定で親展ボックスビューワーを同時起動した場合、処理のタイミングによっては同じ文書が複数のPCで取得されてしまい、重複が発生する場合があります。
このため、1つの親展ボックスを複数人で確認する場合には、親展ボックスビューワーは必ず1台のPCだけで起動するようにしてください(図1)。

複数PCで親展ボックスビューワーを起動しない
2) DocuWorks ドキュメントトレイ オプションは、複数人のPCで同時に同じトレイを利用(監視)しても問題ありません。DocuWorks ドキュメントトレイ オプションの[複合機との連携設定]の[移動先のトレイ]を、複数人のPCで同じトレイに設定することにより、どれか1台のPCの親展ボックスビューワーで取得された文書が、DocuWorks文書に変換されて[移動先のトレイ]に格納され、同じトレイを見ている複数人に通知されます(図2)。

複数PCで親展ボックスを確認する構成例

どのPCで親展ボックスビューワーを起動するかは、運用で決めることを推奨します。例えば親展ボックスビューワーを起動するPCの優先度を決めておいて、通常は優先度が一番高いPCで親展ボックスビューワーを起動し、そのPCを使う人が休みの場合には次に優先度が高いPCで起動するなどが考えられます。優先度が一番高いPCでは、スタートアップに親展ボックスビューワーのショートカットを登録しておくと、起動し忘れを防ぐことができます。
親展ボックスビューワーの設定や、DocuWorks ドキュメントトレイ オプションの[複合機との連携設定]は、親展ボックスビューワーを起動する可能性のある複数のPCで、同じ内容であらかじめ設定しておきます。設定しておけば、親展ボックスビューワーを起動するかしないかを切り替えるだけで運用できます。

なお、複合機が異なったり、確認する親展ボックスが異なったりする場合は、親展ボックスビューワーを複数のPCでそれぞれ違う設定で起動しても文書の重複は発生しません。ただし、1台の複合機に対してアクセスできるPCの数は、複合機の同時接続最大数に制限されます。

その他、複合機と連携する場合の注意事項については、DocuWorks ドキュメントトレイ オプション ヘルプの「運用上の注意事項」、および親展ボックスビューワーに同梱される「はじめにお読みください」を参照してください。