DocuWorks 8をサイレントインストールする方法

登録日: 2017年3月31日
最終更新日: 2021年9月6日
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DocuWorks 8

DocuWorks 8をサイレントインストールする方法について説明します。

サイレントインストールとは、インストール時に画面表示や入力要求を行うことなく、自動的にインストールを行う機能です。 複数のパソコンにインストールする時に、インストール先のフォルダーやインストール時のオプションが同じ場合は、 この機能を使うことでインストールの負荷を軽減させることができます。

  • 注記ライセンス認証版(DWで始まるシリアル番号)は、サイレントインストールでもライセンス認証用画面が表示されます。

DocuWorks 8では「Setup.exe」を実行すると同フォルダーの「Setup.ini」の記述に従って、DocuWorksとその同梱商品のインストーラーが順次起動されていきます。インストーラーの動作は各インストーラーの仕様に従います。

  • 注記ここで説明している「Setup.exe」および「Setup.ini」は、「Setup.exe」と同じフォルダーにある「DocuWorks」フォルダー内の「Setup32.exe」、「Setup64.exe」、「Setup.ini」とは異なるので注意してください。

デフォルトでは次の順でインストーラーが実行されます。

  ライセンス認証版 ボリュームライセンス版
通常インストール サイレントインストール 通常インストール サイレントインストール
Microsoft Visual C++ 2005 Service Pack 1 Redistributable Package
Fuji Xerox DocuWorks 8
Microsoft .NET Framework 3.5 Service Pack 1
Sentinel RMS License Manager for FX × ×
Fuji Xerox Update Service × ×
Web Services Enhancements (WSE) 3.0 for Microsoft® .NET Redistributable Package × ×
DocuWorks連携フォルダー for Working Folder × ×
ネットプリント DocuWorks Plug-in × ×
Fuji Xerox DocuWorks PDF Creator
  • 注記○:インストーラーを実行する、×:インストーラーを実行しない
  • 注記Sentinel RMS License Manager for FX はDocuWorks 8.0.12 以前のバージョンでのみインストールされます。
  • 注記Fuji Xerox Update Service はDocuWorks 8.0.9 以前のバージョンでのみインストールされます。

DocuWorks 8製品版だけを、選択インストールする場合は、次の3点のインストーラー選択(「Setup.ini」編集)が必須です。

  • Microsoft Visual C++ 2005 Service Pack 1 Redistributable Package
  • Fuji Xerox DocuWorks 8
  • Microsoft .NET Framework 3.5 Service Pack 1
  • 最新でないDocuWorks 8をインストールする場合は以下の1点のインストールも必須です。
    Sentinel RMS License Manager for FX (DocuWorks 8.0.12 以前のバージョンのみ)

また、DocuWorks PDF Creatorを利用する場合は、次のインストーラー選択も必要です。

  • Fuji Xerox DocuWorks PDF Creator

DocuWorks 8.0.13 以降のバージョンで親展ボックス連携機能を利用する場合は、次のインストーラー選択も必要です。
DocuWorks 8.0.12 以前のバージョンでは親展ボックス連携機能はDocuWorks本体に含まれているため次のインストーラー選択は不要です。

  • Fuji Xerox DocuWorks 連携フォルダ for 親展ボックス

サイレントインストール方法

サイレントインストールを行うと、ダイアログを表示せずにインストールが実行されます。ただし、ライセンス認証版のインストールでは、ライセンス認証用の画面がサイレントインストールの場合でも表示されます。

サイレントインストールを実行するには次の二つの方法があります。

(1)「Setup.exe」コマンドに/sオプションをつけて実行する方法

コマンドプロンプトやバッチファイルなどで「setup.exe /s」を実行します。

(2)「Setup.ini」ファイルにサイレントインストール方法を記述する方法

「setup.exe」と同じフォルダーに「setup.ini」ファイルがあります。この「setup.ini」ファイルに次のセクションを追加して「setup.exe」を実行すると、サイレントインストールが行われます。

[Main]
SilentInstall=Y
  • 注記「Setup.exe」と同じフォルダーに格納されている「Setup.ini」ファイルは、文字コードがUnicodeで作成されたファイルです。編集する場合は、文字コードがUnicodeで保存できるアプリケーションで編集してください。

ボリュームライセンス版では上記方法でサイレントインストールする場合、以下の手順でDocuWorksインストーラーカスタマイズ用の設定ファイルを用意する必要があります。

  • 「Setup.exe」と同じフォルダーにある「DocuWorks」フォルダー内に「dw.ini」ファイルを作成する。
  • 「dw.ini」ファイルに次のセクションとキーを追加する。
    [UserInfo]
    SerialNumber=DocuWorks 8のシリアル番号(xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxx)
  • アップグレードインストールの場合は、「dw.ini」ファイルに次のセクションとキー追加する。
    [UpgradeInfo]
    SerialNumber=DocuWorks 6または7のシリアル番号(xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxx)

dw.iniの記述方法の詳細は、DocuWorks 8のヘルプを参照してください。

なお、ライセンス認証版に関しては、事前にシリアル番号を設定した状態でインストールする方法はありません。インストール中のライセンス登録画面でライセンス登録を行うか、インストール後にライセンス管理画面からライセンス登録を行ってください。

特定のインストーラーを起動しない方法

「Setup.exe」と同じフォルダーに「Setup.ini」ファイルがあります。この「Setup.ini」ファイルを変更することで、インストール不要な商品のインストーラーが起動されないようにすることができます。
「Setup.exe」は、「Setup.ini」に記載された[Setup01]セクション、[Setup02]セクションという順で各[SetupXX]セクションのインストーラーを順次実行しています。インストール不要な商品のセクションを削除することで対象のインストーラーが起動されなくなります。

(例)[Setup09]セクションのインストーラーを実行しないようにする

Setup.ini編集画面

[SetupXX]セクション名のXX部分には、01~10まで指定することができ、途中の番号が抜けている場合でも、[Setup10]セクションまで順に実行されていきます。

インストール後のパソコン再起動を指定する方法

「setup.exe」と同じフォルダーに「setup.ini」ファイルがあります。この「setup.ini」ファイルに次のセクションとキーを追加することで、全てのインストーラーの実行後にパソコンを再起動するかの設定をすることができます。

[Finish]
Reboot=Y

RebootキーにYを設定した場合は再起動の要否に関わらず再起動します。RebootキーにNを設定した場合は再起動の要否に関わらず再起動しません。Rebootキーを設定しなかった場合は、再起動が必要な場合にのみ再起動します。

  • 注記Windows® XPなどでMicrosoft XML Paper Specification Essentials Packが未インストールの場合、Fuji Xerox PDF Creatorのインストール中に自動的にパソコンの再起動が発生する場合があります。再起動後、インストールが再開されますが、この場合[Reboot]セクションの設定は無視されます。