インデックスの断片化を検知した際の対処方法を教えてください。

回答

Windows OSのイベントビューアー > Windowsログ > Applicationにインデックスの断片化が記録された場合の対処方法についてご案内します。
本件、SQL Server でのインデックス再構築処理が必要となります。本処理はApeosWare Management Suite の処理負荷が低いタイミングで実施していただきますようお願いします。

ApeosWare Management Suite 2.1.2以降をお使いの場合注1

  1. ApeosWare Management Suite サーバーに、Administratorsグループのユーザーでログオンします。
  2. コマンドプロンプトウィンドウを表示します。(管理者として実行します)
  3. 次のコマンドを入力して、<enter>キーを押します。
    cd {インストール先フォルダー}\WinSvc\Mon\bin\check_index_rebuild
    {インストール先フォルダー}は、初期設定を変更していない場合は次になります。
    • OSが64ビットの場合:C:\Program Files(x86)\Fuji Xerox\ApeosWare MS 2
    • OSが32ビットの場合:C:\Program Files\Fuji Xerox\ApeosWare MS 2
  4. 次のコマンドを入力して、<enter>キーを押します。注2注3
    awms_sqsrv_check_index_rebuilde.exe
    処理が正常終了すると下記のメッセージが表示されます。
    「インデックス断片化が解消しました。{テーブル名} 」

ApeosWare Management Suite 2.1.2より前のバージョンをお使いの場合

  1. ApeosWare Management Suite サーバーに、Administratorsグループのユーザーでログオンします。
  2. コマンドプロンプトウィンドウを表示します。(管理者として実行します)
  3. 次のコマンドを入力して、<enter>キーを押します。
    cd {インストール先フォルダー}WinSvc\Mon\bin
  4. 次のコマンドを入力して、<enter>キーを押します。注2注3
    awms_sqsrv_index_rebuild -t {データベース名}.{スキーマ名}.{テーブル名}
    処理が正常終了すると下記のメッセージが表示されます。
    「インデックス断片化が解消しました。{テーブル名} 」
  • 注1 現象が頻発する際は、下記を参照しご対応をお願いします。
    C:\Program Files (x86)\Fuji Xerox\ApeosWare MS
    2\WinSvc\Mon\bin\check_index_rebuild\Readme_jp
  • 注2 初期設定からデータベースのインスタンス名やポート番号などを変更している場合は、下記を参照しご対応をお願いします。
    • Ver2.1.2以降のバージョンの場合:
      C:\Program Files (x86)\Fuji Xerox\ApeosWare MS
      2\WinSvc\Mon\bin\check_index_rebuild\Readme_jp
    • Ver2.1.2より前のバージョンの場合:
      「ApeosWare Management Suite 2 機能ガイド 総合編」
      4 システム設定/サーバーの監視
      4.3 こんなときは
         SQL Serverのインデックスを再構築する
  • 注3 テーブル名の確認方法
    • Ver2.1.2以降のバージョンの場合
      イベントビューアー > Windowsログ > Applicationに記載のログ「YYYY-MM-DD hh:mm:ss.xxx+0900-00540003-MON:インデックスが断片化したテーブルが見つかりました。({データベース名}.{スキーマ名}.{テーブル名}index=xxxxx)」から確認できます。
      複数の場合は、テーブル名をカンマ(,)で区切って指定します。
    • Ver2.1.2より前のバージョンの場合
      MON-service-system-YYYY-mm-DD.logのログファイルから「YYYY-MM-DD hh:mm:ss.xxx+0900-00540003-MON:インデックスが断片化したテーブルが見つかりました。({データベース名}.{スキーマ名}.{テーブル名}index=xxxxx)」確認できます。
      複数の場合は、テーブル名をカンマ(,)で区切って指定します。
      MON-service-system-YYYY-mm-DD.logは次に格納されています。
      • {データ格納先フォルダー}\Logs\Mon
      {データ格納先フォルダー}はデフォルトでは以下のパスです。
      C:\Fuji Xerox\ApeosWare MS 2\Data