以前のPrint Server(PX Print Server)ジョブの読み込み

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概要

Print Serverの「ジョブの読み込み」機能を使って、以前のPrint Server(PX Print Server)のジョブを読み込むことができます。

参照

ジョブの読み込み方法については、『GX Print Serverユーザーズガイド - 基本操作編』の「3.4 ジョブの読み込み」を参照してください。

  • 読み込めるのは、次の機種、およびバージョンで作成されたジョブだけです。
    - PX700 Print Server V6.1
    - PX Print Server V6.1
    - PX750 Print Server V7.0
    - PX560 Print Server V7.0
    - PX140 Print Server V6.0、V7.0(Print StationのV1.4.1.4以降)
    - PX1000 Print Server V6.1、V7.1、V7.2(Print StationのV1.4.1.4以降)
  • ビルドジョブは読み込めません。(エラージョブとして読み込まれるのではなく、エラーメッセージが表示され、ジョブリストにも表示されません)
  • PX Print Serverでファイルを圧縮して保存したLZH形式のジョブファイルは読み込めません。展開し、JBF形式にしたあと、ファイルを読み込んでください。
  • PX140 Print Serverで作成することができる、1bit TIFFのジョブ形式のファイル(拡張子は「.tbf」)は読み込めません。(エラージョブとして読み込まれるのではなく、エラーメッセージが表示され、ジョブリストにも表示されません)

ジョブプロパティ(PX Print Serverでは「プリントオプション」)の設定

  • GX Print Serverにだけある機能の設定は、デフォルトの状態になります。
  • 用紙種類・坪量、用紙トレイなど、接続されるプリンターに依存する機能の設定は、移行されるものと、移行されないものがあります。
  • 同一の機能の設定は、そのまま移行されるものと、されないものがあります。また、ジョブの状態によっては、設定が移行されなかったり、設定が変更されたりすることがあります。
  • PX Print Serverにだけある機能の設定は、移行されません
  • GX Print Serverの[リソース管理]→[カラーリソース]と[ジョブリソース]で登録・管理され、ジョブプロパティの編集画面から選択して使用される項目は、PX Print Serverに同一の機能があっても、設定が移行されません。
  • 次の機能は、PX Print ServerとGX Print Serverで同一の機能ですが、設定が移行されません。
    -[ジョブ情報]のすべての項目
    - PX:[カラー]>[カラー詳細(共通設定)]>[カラー置換]と、GX:[画質]>[アドバンス]>[カラー置換する]
    - PX:[カラー]>[カラー詳細(特色設定)]>[特色補正プロファイル]と、GX:[カラー]>[CMS]>[特色]>[特色補正を行う]
    - PX:[画質]>[コンポジットオーバープリント]と、GX:[画質]>[基本]>[コンポジットオーバープリントを有効にする](「する」、「しない」の設定だけが移行されます)
    - PX:[その他(セキュリティ)]>[セキュリティプリントする]、[ジョブ終了をメールで通知する]と、GX:[設定]>[セキュリティ]>[セキュリティプリントする]、[ジョブ終了をメールで通知する]
    - PX:[その他(セキュリティ)]>[認証管理する]>[パスワード]と、GX:[設定]>[セキュリティ]>[認証管理する]>[パスワード]
    - PX:[用紙/ ページ]>[特殊ページ]>[合紙と例外ページ]と、GX:[用紙]>[特殊ページ]>[合紙の追加]、[例外の追加]

機能移行時の注意事項

  • 機能を移行したときは、[現在の設定]でジョブプロパティの状態を確認したあと、プリントしてください。
  • 機能が移行されても、優先する機能、または出力処理規則の違いにより、プリント結果やRIPしたときの回転角度が異なることがあります。
    -「ホチキス:あり、 排出先:フィニッシャー排出トレイ」が設定されているジョブ(ホチキスした場合、本来はフィニッシャートレイにだけ排出可能)は、PX Print Server では「ホチキス:あり、 排出先:フィニッシャートレイ」(ホチキス優先)に、GX Print Serverでは「ホチキス:なし、 排出先:フィニッシャー排出トレイ」(排出先優先)に排出されます。
    -「内側に印字」、「外側に印字」の指定のない折りの機能では、PX Print Serverでは「排出面の指定によらず内側」、GX Print Serverでは「おもて面排出:外側、うら面排出:内側」に印字されます。
    -[プリント位置/ 倍率の調整]の調整基準が「用紙基準」のときは、たて・よこの調整値が逆になります。(PX Print Serverで「よこ」に設定した値が、GX Print Serverでは「たて」に設定される)
    -[レコード分割]では、PX Print Serverは「レコードの中で最終ページから」、GX Print Serverは「全体の最終ページから」、プリントされます。
  • PX Print Serverの[ジョブ]→[サムネール]→[サムネール編集]で行ったページ構成の変更は、移行されません。
  • 代替フォントが指定されているジョブは、GX Print Serverではシステム設定の[フォントがない場合にジョブをエラーにする]に従って処理されます。

オーバープリントの変更

  • PX Print Serverでは、[コンポジットオーバープリント]でオーバープリントさせるカラーモード([プロセス]、または[プロセス+特色])を選択しますが、GX Print Serverでは、[カラー]>[CMYK]>[CMYK画像に色補正を行う]、[特色]>[特色補正を行う]をチェックすると、チェックしたカラーモードがオーバープリントされます。
    また、GX Print Serverでは、[コンポジットオーバープリントを有効にする]のデフォルトがオンに変わりました。
  • PX Print Serverでは、オーバープリント部分とオーバープリント以外の部分で特色に色差が出る(オーバープリント部分だけをCMYK に置き換える)というIllustrator の特性を、そのまま受け入れていましたが、GX Print Serverでは、色差が出ないよう、特色のままプリントされます。
    [特色補正を行う]のチェックを外すと、すべてのオブジェクト色がCMYKに置き換わるため、色差は出なくなります。また、Illustrator の[印刷設定]ダイアログボックスで、[色分解]>[すべての特色をプロセスカラーに変換]にチェックを付けても、色差は出なくなります。