コンポジットオーバープリントの設定
コンテンツID(4111)
概要
プリントオプションの[画質]>[コンポジットオーバープリント]を[プロセス]、または[プロセス+特色]にした場合の動作を設定します。
以下のファイルをテキストエディターで開き、書き換えます。
D:\Fuji Xerox\Print Server PX\cpsi\Startup\SetOverPrintWrn.ps
コンポジットプリントで扱える特色の数
[コンポジットオーバープリント]を[プロセスカラー + 特色]、または[プロセスカラー]にして、[カラー]>[カラー詳細(特色設定)]>[コンポジット特色補正]にチェックマークを付けると、特色のオーバープリントも再現できるようになります。
デフォルトでは、扱える特色の数は、1ページにつき、5色までです。1ページに5色を超える特色が使用された場合は、「特色処理エラー」が発生します。
扱える特色の数を増やす場合は、以下のように書き換えます。2重下線部が変更箇所です。
- 例)8色にする場合
変更前(デフォルト):
5 FX_dict /SetMaxSpotColorForOP known {FX_dict /SetMaxSpotColorForOP get exec}{pop}ifelse変更後:
8 FX_dict /SetMaxSpotColorForOP known {FX_dict /SetMaxSpotColorForOP get exec}{pop}ifelse
白いオブジェクトにだけオーバープリントをかけない場合
コンポジットオーバープリント指定しても、白いオブジェクトにだけオーバープリントをかけない場合、以下のように書き換えます。2重下線部が変更箇所です。
変更前(デフォルト):
%FX_dict/IgnoreWhiteOPForPreview get exec
変更後:
FX_dict/IgnoreWhiteOPForPreview get exec
QuarkXPressのトラッピングの再現について(制約)
プリントオプションの[画質]>[コンポジットオーバープリント]を[プロセス]、または[プロセス+特色]にした場合は、QuarkXPressの「文字」、「ベジェ画像ボックス」、「多角形画像ボックス」に対して指定したトラッピング(チョーク)は、トラッピング(スプレッド)で再現されます。(これは、プリントオプションの制限で、分版合成プリントでは問題なくチョークで再現できます)
以下のように書き換えると、この場合のトラッピング(チョーク)をトラッピング(スプレッド)で再現せずに、ノックアウトで再現するように変更できます。
2重下線部が変更箇所です。
変更前(デフォルト):
FX_dict /FXQXTrapChokeToSpread true put
変更後:
FX_dict /FXQXTrapChokeToSpread false put
以下のように書き換えると、トラッピング(スプレッド)もトラッピング(チョーク)もともに、ノックアウトで再現するように変更することもできます。なお、PageMakerからのプリントには、制限なく再現できます。
変更前(デフォルト):
FX_dict /FXQXTrapSimulation true put
変更後:
FX_dict /FXQXTrapSimulation false put