ブランドイメージの基本
決められた色を正しく使いましょう
会社のシンボルを表す大切な色
会社のイメージを決定づける特徴的なものとして、企業ロゴがあります。会社案内や販促チラシなど、どこで使われてもその会社であることを伝える大切なものなので、使われる場面によってロゴの色がばらばらでは意味がなくなってしまいます。これは「コーポレートカラー」と呼ばれ、その会社の理念やイメージを象徴するものになっていますので、どんな場面でも決められた色を使う必要があります。したがって、全国に関連グループを持つ会社などでは、どこでも誰でもこの規定色を共有しておくことが大切になります。
規定の色は数値で入力しましょう
Microsoft(R) Wordなどは、手軽に色を選べるようにあらかじめ用意をされたカラーパレットのセットがあります。この中からコーポレートカラーに似たものを選んで使うことはやめましょう。これではせっかく決められている色を使う意味がなくなってしまいます。どのような環境でも同じ色を使うようにするには、色を数値で入力する必要があります。たいていの場合、コーポレートカラーを使うための利用規程に赤(R)、緑(G)、青(B)、の数値が盛り込まれていますので、これを入力して色を作るようにしましょう。こうして数値で作られた色を使うようにすれば、どんな場面でも同じ色になるはずです。
コーポレートカラーを使う場合のポイント
●どんな場面でも全員で同じ色を使うことが大切です
●数値を指定して決められた色を使いましょう
会社のイメージを守る要素がブランドカラーです
守らなくてはいけないルール
企業や団体を象徴する色として「コーポレートカラー」があるのと同様に、製品やその企業が展開するブランドにも「色」を規定している場合が多くあります。これを「ブランドカラー」と呼びます。ブランドカラーは、会社に関連づけられた一定の決まりに基づいて決められたものなので、コーポレートカラーと同様にこのブランドを使用する場合は、規定を守って利用者がみな同じ色を使う必要があります。
「コーポレートカラー」も「ブランドカラー」も共通して使うことで、企業やブランドのイメージを決定づけ、企業収益の強化に貢献するという意味を持つことになります。会社のあり方に大きく影響をする要素であり、事業展開を円滑にするためにも、厳密に規定を守って使う必要があるのです。
企業ロゴやブランドロゴは正しく使用しましょう
各企業や各ブランドで定めている利用規程のおもな項目には、使用する際の縦横の比率、プリンターやWebで使う場合のRGBの色の数値、印刷で使用する場合のCMYKの数値、背景色(濃度)の違いによってどう使うか、最低使用サイズなどがあります。したがって、名刺や販促チラシにロゴを使用する場合には、この決まりをよく理解して正しく使いましょう。企業やブランドのイメージを維持するために、これらを勝手に変更して使うことは絶対に避けなければいけません。
ブランドカラーを使う場合のポイント
●ブランドカラーを遵守する重要性を理解しましょう
●企業やブランドが定めた規定で色と形は正しく使いましょう