デザインにアクセントを添える「飾りパーツ」の使い方
アクセントはワンポイントで使いましょう
飾りパーツの目的を考えましょう
チラシを作成するときに、注意を引きつけたい場所や、アピールしたい部分に吹き出しやバクダンなどのグラフィックを使うことが多いでしょう。ソフトウエアにはこのようなグラフィックがあらかじめ用意されていますので、比較的手軽に使うことができます。
ただし、チラシの中であまりにたくさん使ってしまうと、どこを見せたいのか、どこをもっとも伝えたいのかがぼやけてしまい、せっかくのアクセントも目を引く効果を果たせなくなってしまいます。飾りパーツは、目的と使う場所をよく考えてレイアウトしましょう。
色と形に注意しましょう
チラシの中で注意を引きつけたい部分には、なるべく目立つような飾りパーツを選ぶのが基本ですが、このとき、パーツの形や色には気を配らなくてはなりません。派手な色のパーツがたくさんの場所に散乱していると、全体が見づらくなってしまうだけで、注意を引くことはできません。
また、飾りパーツは色を変更することができますが、このときもパーツごとに派手な色使いをしてしまうと、チラシの中で扱われている写真よりも目立ってしまい、飾りだけに目がいってしまいます。チラシの中で何を見せたいのかをよく考えて色と形を選ぶ必要があります。
飾りパーツを使う場合のポイント
●飾りパーツは目的と場所を考えて使いましょう
●飾りパーツの色と形に気を配りましょう
罫線は機能と装飾の両特性があります
罫線の役割を理解しましょう
読みやすく作られているレイアウトというのは、読む側に意識をさせなくても写真や文章がきれいに整理され、自然な流れで全体に目が行き届くように作られています。何も意識せずに作られたものと、このようなレイアウトとでは、何が違っているのかというと、視線をうまく誘導するために効果的な罫線が使われているということです。罫線にはレイアウトの要素を区分けして見やすくする機能的な役割と、無駄な余白ができてしまわないようにスペースを埋めるという装飾的な役割があります。
このような罫線の役割を理解して、読みやすいレイアウトを作るように心がけましょう。
飾り罫は一手間加えるといっそう効果的です
チラシを作るときに、文章が多かったり、レイアウトする要素が少ないため余白ができてしまいそうなときには、罫線を上手に使いこなすといいでしょう。罫線はソフトウエアに付属しているものもありますが、自分で作ることが難しいようなデザインのものがフリー素材などで用意されていますので、こういったものを使うのもいいでしょう。飾り罫はそのままの状態に、上下を反転させたものをうまく組み合わせて使うと、バリエーションを増やすことができます。
また、囲み罫として使う場合には四隅がシンメトリーになるように組み合わせて使うといいでしょう。
罫線・飾り罫を使う場合のポイント
●罫線の役割を理解して使い分けましょう
●一手間加えるといっそう効果的です