素材が足りないときのアイデア
素材が足りないときに助かるのがフリー素材です
フリー素材の意味を理解しましょう
チラシの構成要素が文字ばかりでは、目を引くレイアウトにするのは至難の業です。そのようなときには、ワンカットとして使えるクリップアートや、テクスチャーなどを背景に敷くとイメージが格段に変わります。
フリーのクリップアートは、Microsoft(R) Wordなどに付属するものだけでなく、フリー素材を集めたパッケージソフトウエアや書籍も手軽な値段で販売されていますし、インターネットのホームページなどからも入手できます。これらは、「ロイヤリティーフリー」と明記されている素材集が多いのですが、これは購入対価のほかに追加の著作物使用料などが発生しないことを意味します。二次配布、一部の商用利用などを禁じているものがほとんどですが、まったくフリーで使えるものもあり、商品によって使用規定が異なります。
画像サイズに合わせて使い分けましょう
レイアウト作業を進めていくと、素材が足りずに余白が目立ってしまう場合がよくあります。そのようなときには、ロイヤリティーフリーの素材から写真などを使用するといいでしょう。CD-ROMなどが手元にない場合は、ホームページから配布されているものもありますので、探してみるといいでしょう。ホームページからダウンロードできるものには、小さい画像サイズのみダウンロードできるものから、大きさに制限のないもの、使用する目的を限定しているものなどがあります。
画像サイズに制限のないものは比較的自由にレイアウトして使うことができます。使用できる画像サイズが小さいような場合は、背景にイメージとして敷いたり、連続するパターンとして使うことで印象的な紙面にすることができます。
フリー素材(クリップアート&写真)を使用する場合のポイント
●ロイヤリティーフリーの意味を正しく理解しましょう
●画像サイズによってレイアウトの工夫をしましょう
レイアウトのアクセントにフリー素材を使ってみましょう
フリーフォントのインストール方法は提供元によってさまざまです
フリーフォントには、Microsoft(R) Officeなどアプリケーションソフトウエアにオプションとして付属しているものから、自作のフォントをホームページなどに置いてだれでも無償でダウンロードできるようにしたもの、書籍や雑誌の付録として無償配布されているもの、プリンターなどを購入した際にオプションで付属しているものまで、さまざまな形態があります。また使用規定も、完全に無償のものから商用利用のみ有償というものまでこれもまたさまざまです。
インストール方法も、ソフトウエアをインストールすると標準で一緒に入るものや、インストーラーといわれる専用のユーティリティソフトウエアを使ってインストールするもの、ドラッグコピーで所定のフォルダに入れるものなどがありますが、フォントは有料であれ無料であれ、システムに組み込んで初めて使えるものなので、正しくインストールする必要があります。
まずは、インストールを始める前に、付属する書類をよく読んで使うように注意しましょう。
レイアウトのワンポイントとして活用しましょう
盛り込む写真や絵素材が少ない、紙面のアクセントになにか欲しいといった場合に、タイトルにデザイン性の強い装飾系フォントを使うと、全体のデザインがぐんと華やかになります。また、訴求したい部分に使えば、そこに目を行かせる手段として有効です。 その際、同一紙面上で何箇所も使わず、一番強調したい場所だけに集中して使うと視線誘導により効果的になります。
また飾り罫は、情報の区切り部分に使ったり、紙面の周りや四隅を囲んだりと使い方次第で紙面を華やかにできます。
フリー素材(フォント&罫線)を使用する場合のポイント
●利用規定に必ず目を通してから使いましょう
●装飾系のフォントや罫線は、ワンポイントとして使うと視線誘導に効果的です