品質保証活動概要

品質保証活動概要 ~商品ライフサイクル全体での総合的品質保証活動の向上を目指して~

お客様に高い品質の製品およびサービスをお届けするために、お客様の視点から、商品提供活動におけるフェーズごとに満たすべき条件を設定して確実な総合的品質保証を行なう「フェーズ管理」の手法を取り入れています。

また、各業務機能の質向上を目指す品質マネジメント活動においては、お客様満足度と品質レベル状況等をレビューする「品質決算」を毎年度実施し、次年度の品質保証方針・品質目標に反映しています。

こうした活動を継続することにより、総合的品質保証レベルの向上を図っています。

[お客様:評価・満足→ご要望を商品提供活動へ、また品質決算にも関与][品質目標・品質保証方針→商品提供活動へ][商品提供活動におけるフェーズ管理:業務改善(全フェーズ)→企画→設計→生産→販売保守→回収⁄再利用→商品提供活動レビュー(全フェーズ)]→[品質決算]

組織全体で行う「品質マネジメント活動」

品質保証基本方針の目指すべき姿を実現するために、個々の商品提供活動における「ステップ別品質保証活動」の基盤となる、総合的品質保証活動の質の維持・向上に主眼を置いた「品質マネジメント活動」を展開しています。

「品質マネジメント活動」では、6つの品質保証基本機能を定めています。

  1. 品質戦略/計画:商品品質およびそれらを提供する業務の質の改善・改革に関する方針管理。中期品質目標/年度品質目標の設定と展開。
  2. 品質保証体制整備:品質保証担当役員、品質会議体、品質保証推進機能組織の設置と運営。
  3. 品質保証教育:全社員共通の品質教育および専門教育体系に基づく問題解決力の向上。
  4. 品質システム標準化:品質保証における共通規程ならびに事業や商品の特性に応じた標準類の維持管理。
  5. 品質決算:品質目標に対する実績との乖離を分析・評価し、品質保証上の課題と課題に対する対応の明確化。
  6. 品質システム監査:品質保証活動の継続的改善活動、および再発防止・未然防止活動の実施定着状況の監視/監査。不測の事態等発生時のシステム監査。

品質保証基本方針→各商品提供組織[[品質マネジメント活動:品質決算(是正⁄予防⁄推進活動[品質保証組織、品質保証教育、品質システム標準化])、品質戦略⁄計画→品質システム監査]→共通施策を個別の商品提供活動へ][商品提供活動:フェーズ管理に基づく、ステップ別品質保証活動(企画→設計→生産→保守販売→回収⁄再利用)→商品・サービスをお客様へ、また商品提供活動レビュー結果⁄横断課題を品質マネジメント活動へ]]→お客様[評価・満足→ご要望を商品提供活動へ]

品質決算システム

品質決算システムとは、当社および関連会社が実施している以下の活動を通じて、総合的品質保証力の向上を目指す活動です。

  • 品質目標に対する実績値との乖離を把握する
  • 品質保証上の課題と、課題に対する対応責任者を明らかにする
  • 次年度の品質戦略(商品品質およびそれらを提供する業務プロセスの質向上、総合的品質保証力向上)につなげる

[お客様満足度(向上):「品質」と「品質マネジメント活動」へ関与、「品質」からはお客様の評価を受ける][品質コスト(低減):「品質」と「品質マネジメント活動」へ関与、「品質」からは企業活動の結果を受ける][品質(商品品質=業務の質):お客様満の評価を「お客様満足度」へ、企業活動の結果を「品質コスト」へ返し、「品質マネジメント活動」と相互に連動][品質マネジメント活動:「お客様満足度」、「品質コスト」、「品質」から受けたものを、基本機能ごとのレビュー、全社課題への対応結果、品質保証活動レベル評価をふまえて「品質方針」へ][品質方針:結果を「品質目標」へ][品質目標(全社共通⁄組織固有):達成への施策展開を「品質」へ]