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富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、成長する日本・アジア市場でバイオ医薬品の開発・製造受託ビジネスを拡大するため、国内に富士フイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ・ジャパン(以下FDBJ)を2023年6月2日付けで設立しました。
FDBJは、バイオ医薬品CDMO※1の中核会社であるFUJIFILM Diosynth Biotechnologies(以下FDB)が展開する、バイオ医薬品の開発・製造受託サービスを日本・アジアの製薬会社やバイオベンチャーに提供する販売会社で、本年7月3日より営業を開始する予定です。
富士フイルムは、抗体医薬品や遺伝子治療薬、細胞治療薬、ワクチンなど幅広いバイオ医薬品を対象に、生産プロセスの開発受託、小規模生産から大規模生産、原薬から製剤・包装までの製造受託に対応できる強みを生かして、バイオCDMO事業を展開しています。現在、市場成長率を上回る年率20%以上※2の事業成長を目指して、生産能力拡張のための設備増強やFDB米国・英国法人※3の完全子会社化※4の決定など、グローバル展開の加速に向けた、事業基盤の強靭化を進めています。
今回、富士フイルムは、急伸する日本・アジア市場での営業体制を強化するため、国内にFDBJを設立しました。FDBJは、欧米中心に多くの受託実績を蓄積してきたFDBの欧米拠点と連携して営業活動を推進し、日本・アジアの製薬会社やバイオベンチャーを対象にバイオ医薬品のプロセス開発・製造受託サービスを提供していきます。
今後、富士フイルムは、強固な事業基盤のもとに、日本・アジア・欧州・米国のグローバルかつ統一的なオペレーションを展開し、バイオCDMO事業の成長を一段と加速していきます。
バイオ医薬品の世界市場は、抗体医薬品や遺伝子治療薬などの需要拡大から、今後も伸長していくと予想されています。日本を含むアジア地域では、バイオ医薬品の研究開発の活発化により、過去10年で年率9%以上※5のペースで開発品目数が伸長。現在も、約1,900品目※6の臨床開発が進行中であることから、さらなる市場拡大が見込まれています。
富士フイルムは、高品質な医薬品の安定供給を通じて顧客の新薬創出をサポートし、医薬品業界におけるベストパートナーを目指します。今後も、事業を通じて、アンメットメディカルニーズへの対応など社会課題の解決、ヘルスケア産業のさらなる発展に貢献していきます。
- (1)会社名
富士フイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ・ジャパン株式会社
- (2)本社所在地
東京都港区六本木7丁目12-2 R7ビルディング5F
- (3)資本金
5,000万円
- (4)代表取締役社長
小岩 幸平
- (5)事業内容
バイオ医薬品の開発・製造受託サービスの販売および顧客サポート
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富士フイルム株式会社 バイオCDMO事業部