富士フイルム株式会社は、シネマ業界で主流の大型センサーに対応する放送用ズームレンズ「“Duvo”シリーズ」の最新の開発ロードマップを公開します。本ロードマップで示したレンズは、標準ズームレンズと広角ズームレンズの2本で、いずれもポータブルタイプです。
当社は、今年3月に、箱型タイプの放送用ズームレンズ“Duvo Box”※1「FUJINON HZK25-1000mm」(以下「Duvo 25-1000」)を発売しました。「Duvo 25-1000」は、放送用レンズと同じ撮影スタイルで、シネマライクな映像表現を実現することが評価され、多くのお客さまからご好評いただいています。
今回、開発ロードマップで示したレンズは、ポータブルタイプの標準ズームレンズ・広角ズームレンズです。両レンズは、「Duvo 25-1000」と同様、シネマ業界で主流の2つの大型センサーに対応したデュアルフォーマット方式を採用。通常はスーパー35mmセンサーに、1.5倍のエクスパンダー※2の使用により35mmフルサイズ相当のイメージセンサーに対応します。今後、当社は、「“Duvo”シリーズ」のポータブルタイプを“Duvo Portable”※1として展開する予定です。
当社は、ラインアップを拡充した「“Duvo”シリーズ」の提供を通じて、多様化する映像制作現場のニーズに応えていきます。
- 焦点距離24-300mmをカバーする標準ズームレンズです。
- ライトウェイトを特長とした広角ズームレンズです。
なお、当社は、2023年4月15日~4月19日に米国・ラスベガスで開催される世界最大規模の国際放送機器展「2023 NAB Show」において、標準ズームレンズ「HZK Standard」を参考出品する予定です。
コンセプト:「FUJINONシネマレンズクオリティーを、放送用レンズの操作性で。」
「”Duvo”シリーズ」では、高精細でありながらナチュラルな表現を特長とした光学性能を目指します。また、高倍率化や、既存のアクセサリーへの互換性など放送用レンズの操作性を実現します。
“Duvo”は、ラテン語におけるDuo(=Dual)とVivo(=Live)を掛け合わせた造語です。「シネマと放送の二面性」「シネマカメラで主流の2つの大型センサーへの対応」を特長とし、中継撮影をはじめとするライブの現場で活躍して欲しいという思いが込められています。
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