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日本

2023年4月5日

大型センサー対応のFUJINON放送用ズームレンズ「“Duvo”シリーズ」
最新の開発ロードマップを公開

―新たにポータブルタイプ2本を加えラインアップを拡充―

富士フイルム株式会社は、シネマ業界で主流の大型センサーに対応する放送用ズームレンズ「“Duvo”シリーズ」の最新の開発ロードマップを公開します。本ロードマップで示したレンズは、標準ズームレンズと広角ズームレンズの2本で、いずれもポータブルタイプです。

当社は、今年3月に、箱型タイプの放送用ズームレンズ“Duvo Box”※1「FUJINON HZK25-1000mm」(以下「Duvo 25-1000」)を発売しました。「Duvo 25-1000」は、放送用レンズと同じ撮影スタイルで、シネマライクな映像表現を実現することが評価され、多くのお客さまからご好評いただいています。

今回、開発ロードマップで示したレンズは、ポータブルタイプの標準ズームレンズ・広角ズームレンズです。両レンズは、「Duvo 25-1000」と同様、シネマ業界で主流の2つの大型センサーに対応したデュアルフォーマット方式を採用。通常はスーパー35mmセンサーに、1.5倍のエクスパンダー※2の使用により35mmフルサイズ相当のイメージセンサーに対応します。今後、当社は、「“Duvo”シリーズ」のポータブルタイプを“Duvo Portable”※1として展開する予定です。

当社は、ラインアップを拡充した「“Duvo”シリーズ」の提供を通じて、多様化する映像制作現場のニーズに応えていきます。

  • ※1 一部の国・地域では使用しないことがあります。
  • ※2 イメージサークルの拡張と焦点距離の望遠側への伸長が可能。
ロードマップビジュアル

* 最終的な製品外観とは異なります。
* 上記ロードマップは、2023年4月時点のものです。製品の仕様は、変更となる場合があります。

今回ロードマップに加えたレンズ
①標準ズームレンズ「HZK Standard」
  • 焦点距離24-300mmをカバーする標準ズームレンズです。
②広角ズームレンズ「HZK Wide」
  • ライトウェイトを特長とした広角ズームレンズです。
  • * “Duvo Portable”として新たに加わる標準ズームレンズ・広角ズームレンズは、三脚や特殊機材を使用した撮影やカメラを肩に担ぎながらの撮影を可能とし、多様な撮影スタイルを実現します。
  • * 「“Duvo”シリーズ」は、ポータブルレンズの拡充により、カメラポジションの選択肢を広げ、シネマカメラを最大限に活用した映像制作を可能とします。

なお、当社は、2023年4月15日~4月19日に米国・ラスベガスで開催される世界最大規模の国際放送機器展「2023 NAB Show」において、標準ズームレンズ「HZK Standard」を参考出品する予定です。

「“Duvo”シリーズ」のコンセプト、“Duvo”に込めた想い

コンセプト:「FUJINONシネマレンズクオリティーを、放送用レンズの操作性で。」
「”Duvo”シリーズ」では、高精細でありながらナチュラルな表現を特長とした光学性能を目指します。また、高倍率化や、既存のアクセサリーへの互換性など放送用レンズの操作性を実現します。

“Duvo”は、ラテン語におけるDuo(=Dual)とVivo(=Live)を掛け合わせた造語です。「シネマと放送の二面性」「シネマカメラで主流の2つの大型センサーへの対応」を特長とし、中継撮影をはじめとするライブの現場で活躍して欲しいという思いが込められています。

“Duvo” 新ロゴデザイン

“Duvo” 新ロゴデザイン

お問い合わせ

富士フイルムイメージングシステムズ株式会社
コンシューマー事業推進本部 オプティカル事業部

  • * 記事の内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(生産・販売の終了、仕様・価格の変更、組織・連絡先変更等)がありますのでご了承ください。