富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、2023年5月より順天堂大学大学院医学研究科の修士課程にて、医療現場・医療業界におけるIT人材の育成支援を目的とした産学連携講座を開講いたします。
本講座では、当社が得意とする診断画像・医療文書など多様な医用情報の解析技術やAI技術による診断支援技術に関する開発の最新動向、社会実装の促進に向けた課題や医療機関における業務DX(デジタル・トランスフォーメーション)を支援するデータ活用事例などを全8回の講義で紹介します。
実際に医療現場で用いられている富士フイルムの最先端の臨床アプリケーションやAI開発支援プラットフォームを用いた実習も含まれており、AI技術の開発のポイントを実践的に学べる講座となります。また、医療にとどまらないデータ利活用やAI技術・サービスのトレンドを踏まえた、他分野にまたがる事業創出の可能性などについても触れていく予定です。
「データサイエンス技術を使った医療情報の利活用の狙いは、医療現場の業務効率化だけではなく、医療現場の本質課題を見極め、人々の健康を持続的に支え続けるための医療モデルの再構築にあります。今回、当社は、人々の健康に貢献する幅広い技術と知見を持ったトータルヘルスケアカンパニーとして、ソリューションを医療現場に提供するだけではなく、最前線の技術を活用し新たな価値を創造する人材の育成にも貢献したいと考え、順天堂大学大学院において産学連携講座を開講させていただきます。受講生の方々には本講座を通じてAI技術の開発から社会実装までのプロセスを学んでいただき、医療業界の未来を担う人材を目指していただきたいと考えています。」
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メディカルシステム事業部 ITソリューション部