富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、業界唯一※1の「屈曲型二軸回転機構レンズ」を搭載した超短焦点プロジェクター「Zシリーズ」の新たなラインアップとして、「FUJIFILM PROJECTOR Z6000」(以下「FP-Z6000」)を2022年7月下旬より発売します。
「FP-Z6000」は、高輝度6000ルーメン(lm)の明るい映像投写とクラス※2最小(幅460mm・奥行510mm・高さ162.5mm※3)・最軽量(質量約17.5kg)を実現したプロジェクターです。独自の「屈曲型二軸回転機構レンズ」により、レンズの回転だけで多方面に映像を投写することが可能。至近距離から大画面映像を映し出すことができるほか、広い範囲で映像の位置を上下・左右に移動できるため、設置場所を選ばず、没入感が高い空間演出を実現します。
近年、プロジェクターは、商業施設や美術館・博物館などでの空間演出用途として利用される機会がますます増えています。
当社は、2019年に、世界で初めて「屈曲型二軸回転機構レンズ」を搭載したプロジェクター「Zシリーズ」を投入し、プロジェクター市場に参入しました。2021年に発売した「FUJIFILM PROJECTOR Z8000」(以下「FP-Z8000」)は、明るい映像投写や優れた色再現を実現したプロジェクターです。「屈曲型二軸回転機構レンズ」によりさまざまな方向へ映像を投写できたり、至近距離から大画面映像を映し出せる利点などを生かして、目立たない場所に設置することが可能。鑑賞者の視線をさえぎらずに、没入感のある空間を演出できることから、美術館・博物館や没入型デジタルアート展などで「FP-Z8000」の採用が広がっています。
今回、当社は、「FP-Z6000」を発売し「Zシリーズ」の高輝度タイプを拡充。顧客の選択肢をさらに広げ、「Zシリーズ」の魅力拡大を図っていきます。
当社は、今後も独自の光学技術を生かした、設置自由度の高いプロジェクターの開発・提供を通じて、多様なニーズに応えていきます。
「FP-Z8000」の導入事例
記
1. 製品名、カラーバリエーション、発売時期、価格
製品名 | カラーバリエーション | 発売時期 | 希望小売価格 |
---|---|---|---|
FP-Z6000-B | ブラック | 2022年7月下旬 | オープン |
FP-Z6000-W | ホワイト |
2. 「FP-Z6000」の主な特長
(1)業界唯一の「屈曲型二軸回転機構レンズ」を搭載し、意図どおりの空間演出を実現
- 「屈曲型二軸回転機構レンズ」を搭載し、レンズをマウント軸に90度、レンズ軸に360度回転させることが可能。レンズの回転だけでさまざまな方向へ投写することができ、壁やスクリーンのみならず、天井や床などにも簡単に映像を映し出せます。また、本体を隠し、レンズ部のみを露出した設置も可能であるため、没入感のある空間演出を実現します。
(2)72cmの至近距離から100インチの大画面映像の投写が可能
- TR値0.34の超短焦点レンズにより、72cmの至近距離から100インチの大画面映像を映し出します。プロジェクター本体と投写面の間に生じるデッドスペースを大幅に削減できるため、空間を最大限に活用した演出が可能です。
(3)クラス※2最高となる上下70%・左右35%のレンズシフト機能※4を搭載
- 大口径非球面レンズを採用し、クラス最高となる上下70%・左右35%のレンズシフト機能を搭載。プロジェクター本体の位置やレンズの向きを変えることなく、広い範囲で投写映像の位置を移動できます。さらに、1.1倍の光学ズーム機構を備えているため、投写映像のサイズを簡単に調整可能。レンズシフト機能と組み合わせることで、映像の調整作業を効率的に行うことができます。
- 映像の中心部と周辺部を独立させてピントを合わせることが可能な「フォーカス2群構造」を採用。レンズシフト機能で投写位置を移動させた場合でも、「フォーカス2群構造」によるピント調整で中心部から周辺部までフォーカスした映像を実現します。
(4)高輝度6000lmの明るい映像とクラス最小・最軽量を実現
- レーザー光源を搭載し、6000lmの明るい映像と鮮やかな色再現を実現します。
- ボディ内部の部品を最適に配置することで、クラス最小(幅460mm・奥行510mm・高さ162.5mm)・最軽量(質量約17.5kg)を実現。さらに、縦設置・横設置の両方に対応しているため、使用環境に応じて設置方法を選択でき、これまでデッドスペースであった場所を有効活用した空間演出が可能です。
- レンズ収納時にレンズとプロジェクター本体が直方体に収まるコンパクト設計を採用。プロジェクターの運搬に伴う負担を軽減します。
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