富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、独自の色再現技術による卓越した画質と小型軽量を実現するミラーレスデジタルカメラ「Xシリーズ」用交換レンズ「XFレンズ」のラインアップとして、「フジノンレンズ XF18-120mmF4 LM PZ WR」(以下、「XF18-120mmF4 LM PZ WR」)を2022年9月29日に発売します。
「XF18-120mmF4 LM PZ WR」は、汎用性が高い6.7倍ズームをコンパクトに設計したパワーズームレンズで、風景写真からポートレート写真まで幅広く撮影できます。また、ズーム・フォーカスの高精度な電動制御を実現。放送用レンズやシネマレンズで培ってきた開発ノウハウも取り入れ、快適操作で本格的な動画撮影を可能とします。
「XF18-120mmF4 LM PZ WR」は、1本で静止画・動画撮影に対応できるハイブリッドレンズで高品位な映像表現をお楽しみいただけます。
![[画像]「XF18-120mmF4 LM PZ WR」](https://asset.fujifilm.com/www/jp/files/2022-05/bb940fd10b4b542f8610e640a7b0a25e/news_7999_01.jpg)
「XF18-120mmF4 LM PZ WR」
![[画像]ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-H2S」装着時](https://asset.fujifilm.com/www/jp/files/2022-05/ab927c27e09d047ad56f0307258cd030/news_7999_02.jpg)
ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-H2S」装着時
「XF18-120mmF4 LM PZ WR」は、広角18mm-望遠120mm(35mm判換算:27mm-183mm相当)の焦点距離をカバーしたレンズです。焦点距離全域における開放F値4の明るさ、最大撮影倍率0.2倍の近接撮影を実現。広角側では風景撮影、望遠側ではボケ味を生かしたポートレート撮影ができるほか、花・植物のクローズアップ撮影も可能とし、1本のレンズで幅広い撮影シーンに対応します。
また、高い動画特性も有しているため、フォーカス時に発生する画角変動やズーム時に生じる光軸ズレを抑制。動画撮影中でも安心してズーミング・フォーカシングを行え、高品位の映像制作を可能にします。さらに、通常のズーム・フォーカスリングに加え、可変速ズームもしくはフォーカスができる「ズーム/フォーカスコントロールリング」と、一定の速度でズームを動かせる「ズームボタン」を新たに装備。放送用レンズやシネマレンズを数多く手掛けた「フジノンレンズ」だからこそ提案できる多彩な機能により、快適な動画撮影を提供します。
今後、当社は、静止画・動画に関わらず幅広い撮影シーンを1本でカバーできる「XF18-120mmF4 LM PZ WR」を通じて顧客の撮影体験を広げ、「Xシリーズ」の魅力をさらに高めていきます。
記
1. 製品名、発売日、価格
製品名 | 発売日 | 希望小売価格(税込) |
---|---|---|
「フジノンレンズ XF18-120mmF4 LM PZ WR」 | 2022年9月 <2022年9月9日追記> 2022年9月29日 | 145,200円 |
2. 製品特長
(1)幅広い撮影領域をカバーし高品位な静止画・動画撮影が可能
- 非球面レンズ3枚、EDレンズ3枚を含む12群15枚のレンズ構成により、球面収差や歪曲収差、色収差を抑制したことで、高い解像性能を発揮。また汎用性が高い6.7倍ズームをコンパクトな設計で実現しています。風景など情報量が多い広角側での撮影から、ポートレートなど被写体をクローズアップした望遠側での撮影まで精緻な描写を可能とし、幅広いシーンに対応します。
- フォーカスレンズの配置を最適化したことにより、ブリージングを光学的に抑制。「フジノン」シネマレンズの高度な技術で、動画撮影中のフォーカシングによる画角変動を抑え、高品位な映像体験を提供します。
- 非球面レンズの最適配置により、ズーム全域でレンズ先端から最短46cm、最大撮影倍率0.2倍の近接撮影を実現しています。これにより、望遠領域であっても、画面に被写体をより大きくクローズアップした撮影を楽しむことが可能。被写体に威圧感を与えにくいコンパクトサイズを生かして、静止画・動画に関わらず被写体に近づきながらの近接撮影も可能です。
![[図]非球面レンズ3枚、EDレンズ3枚を含む12群15枚のレンズ構成](https://asset.fujifilm.com/www/jp/files/2022-05/afa89f2661a7af65a15eb267a2a7bdf4/news_7999_03.jpg)
非球面レンズ3枚、EDレンズ3枚を含む12群15枚のレンズ構成を採用。
![[画像]© 内田ユキオ](https://asset.fujifilm.com/www/jp/files/2022-05/72c179e4e20e3e7c6dfb5f58db44b568/news_7999_04.jpg)
© 内田ユキオ
望遠側でF4のボケ味を生かした撮影が可能。
(2)高速・高精度なAFを実現
- 小型軽量なフォーカスレンズ群をリニアモーターで駆動させるインナーフォーカス方式を採用。さらにフォーカスレンズ群を小型化することで約0.02秒※1の高速・高精度AFを実現し、決定的瞬間を逃しません。
- 本日発表のミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-H2S」(以下、「X-H2S」)との組み合わせでは、ピントの追従性が大幅向上。カメラ側の高速フォーカス駆動制御に対応したことで、動画撮影中であっても動く被写体に自然なピント合わせが可能です。
- ※1 CIPAガイドライン準拠、内部測定方法。ミラーレスデジタルカメラ「FUJIFILM X-T4」装着時。位相差AF使用時、ハイパフォーマンスモードON時の広角端でのAF速度。
(3)快適な映像制作をサポートする多彩な動画撮影機能を搭載
- 絞りの駆動制御を見直し、絞りによる露出変動を抑制。輝度変化に対する絞りの駆動制御を滑らかにすることで、動画撮影時に明るさが変化するシーンでも安心して撮影できます。
- ズームもしくはフォーカスを可変速で制御できる「ズーム/フォーカスコントロールリング」※2を新搭載。動画撮影時に求める、ズームもしくはフォーカスの精緻な速度コントロールを可能とし、映像表現の自由度を高めます。
- 一定速度でズームを駆動できる「ズームボタン」を新装備※3。快適な動画撮影をサポートします。
- ※2 ズームとフォーカスの切り替えは「Z/Fボタン」で行います。
- ※3 「X-H2S」使用時では、ズームボタンでズーム/フォーカス切り替えや8段階の速度設定が可能。「FUJIFILM X-T4」「FUJIFILM X-T3」「FUJIFILM X-S10」においては今後のファームアップで対応予定。
![[画像]「ズーム/フォーカスコントロールリング」「Z/Fボタン」「ズームボタン」](https://asset.fujifilm.com/www/jp/files/2022-05/97b8c6fd4a97f9bdab2e46674c0e501f/news_7999_05.jpg)
- ミラーレスデジタルカメラ「X-H2S」のリモート録画機能※4により、パソコンなどのブラウザ上で、「X-H2S」のみならず「XF18-120mmF4 LM PZ WR」のリモートコントロールが可能。最大4台のカメラとレンズの遠隔操作ができ、映像制作現場における、少人数での撮影に有用です。
- ※4 「X-H2S」と別売りアクセサリー「FT-XH」との組み合わせにより使用可能。
(4)小型軽量化により高い機動力を発揮
- 非球面レンズとEDレンズの効果的な配置により、質量460g、全長約123.5mm、フィルター径72mmを実現。幅広い撮影領域をカバーしながら高い携帯性を誇り、機動的な撮影を可能にします。
- レンズ鏡筒をシンプルな構造にできる、全長一定のインナーズームを採用。軽量化と同時に、重心バランスの変化が少ない快適なズーミングを実現します。また、レンズ鏡筒部を回転させる従来のカム筒構造に代わり、ステッピングモーターでズームレンズ群を真っ直ぐ移動させる軸吊り構造を採用。広角側から望遠側のズーム全域で、光軸ズレが無い、高品位な撮影を実現します。
(5)防塵・防滴・耐低温構造を採用
- 鏡筒の13ヶ所にシーリングを施した防塵・防滴・-10℃の耐低温構造を採用。急な天候や土埃が舞う環境にも対応し、撮影シーンを選ばず安心して使用できます。
ニュース用画像データ
![ニュース用画像データ](https://asset.fujifilm.com/www/jp/files/2022-05/98f44703c116343811b678b3a939c56c/thum_01.jpg)
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更新履歴
2022年9月9日更新
2022年5月31日
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