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ニュースリリース

2022年5月9日

世界初の「屈曲型二軸回転機構レンズ」を搭載した超短焦点プロジェクター「Zシリーズ」
高輝度6000ルーメンの明るい映像投写とクラス最小・最軽量を実現した新モデル

「FUJIFILM PROJECTOR Z6000」新開発

幅広い設置環境に対応!美術館・博物館などでの多彩な空間演出が可能

富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、世界初の「屈曲型二軸回転機構レンズ」を搭載した超短焦点プロジェクター「Zシリーズ」の新たなラインアップとして、「FUJIFILM PROJECTOR Z6000」(以下「FP-Z6000」)を開発しました。

「FP-Z6000」は、高輝度6000ルーメン(lm)の明るい映像投写とクラス*1最小・最軽量を実現したプロジェクターです。本体を動かさずにさまざまな方向へ投写できるほか、至近距離から大画面映像を映し出すこともできるため、設置環境を選ばず多彩な空間演出を可能にします。なお、「FP-Z6000」の発売は、2022年夏を予定しています。

「FP-Z6000」ブラック

「FP-Z6000」ホワイト

近年、プロジェクターは、オフィスや文教などでの資料・映像投写用途にとどまらず、商業施設や美術館・博物館などでの空間演出用途として利用される機会がますます増えています。

当社は、2019年に明るさ5000lmの「FUJIFILM PROJECTOR Z5000」(以下「FP-Z5000」)、2021年に高輝度8000lmの「FUJIFILM PROJECTOR Z8000」(以下「FP-Z8000」)を発売し、「Zシリーズ」を拡充してきました。「Zシリーズ」は、「屈曲型二軸回転機構レンズ」を搭載し、さまざまな方向への映像投写と至近距離からの大画面映像投写が可能であることから、「設置の自由度が高く、空間演出の幅が広がる」「目立たない場所に設置し、没入感のある空間を演出できる」など、お客さまから高い評価をいただいています。なかでも、「FP-Z8000」は優れた色再現を実現することから、没入型デジタルアート展や舞台などで採用が広がっています。

没入自然空間「uralaa park urahoro」(うららパーク浦幌)で「FP-Z5000」が採用。

北京で開催された没入型デジタルアート展「Van Gogh Alive」(ヴァン・ゴッホ・アライブ)で「FP-Z8000」が採用。

今回新たに開発した「FP-Z6000」は、レーザー光源を採用し、6000lmの明るい映像を鮮明に映し出すことができるプロジェクターです。「FP-Z6000」は、ボディ内部の部品を効率的に配置することで、クラス最小(幅460mm・奥行510mm・高さ162.5mm*2)・最軽量(質量約18.0kg)*4を実現。縦設置・横設置の両方に対応しているため、使用環境に応じて設置方法を選択できます。また、「屈曲型二軸回転機構レンズ」の搭載により、本体を動かさずにさまざまな方向への映像投写が可能。さらに、72cmの至近距離から100インチの大画面映像を映し出すこともできるため、スペースを有効活用した空間演出を実現します。

富士フイルムは、今後も独自の光学技術を生かした、設置自由度の高いプロジェクターの開発・提供を通じて、多様なニーズに応えていきます。

  • *1 レーザー光源を搭載し6000lm以上の明るさの映像を投写できる、超短焦点プロジェクター(TR値0.4以下)として。2022年5月9日時点。当社調べ。TR(Throw Ratio)値は、投写距離÷スクリーン横サイズで算出される。TR値が小さいほど、より近くから大きな映像を投写することができる。
  • *2 レンズ収納時、高さ調整脚・突起部を除く本体寸法。


1. 開発品名、カラーバリエーション

開発品名カラーバリエーション
FP-Z6000-Bブラック
FP-Z6000-Wホワイト

2. 「FP-Z6000」の主な特長

(1)高輝度6000lmの明るい映像とクラス最小・最軽量を実現

  • レーザー光源を採用し、6000lmの明るい映像と鮮やかな色再現を実現します。
  • ボディ内部の部品を最適に配置することで、クラス最小(幅460mm・奥行510mm・高さ162.5mm)・最軽量(質量約18.0kg)*4を実現。さらに、縦設置・横設置の両方に対応しているため、使用環境に応じて設置方法を選択でき、これまでデッドスペースであった場所を有効活用した空間演出が可能です。
  • レンズ収納時にレンズとプロジェクター本体が直方体に収まるコンパクト設計を採用。プロジェクターの運搬に伴う負担を軽減します。

(2)世界初の「屈曲型二軸回転機構レンズ」を搭載し、意図どおりの空間演出を実現

  • 「屈曲型二軸回転機構レンズ」を搭載し、レンズをマウント軸に90度、レンズ軸に360度回転させることが可能。本体を動かさずにさまざまな方向へ投写することができ、壁やスクリーンのみならず、天井や床などにも簡単に映像を映し出せます。また、本体を隠しレンズ部のみを露出した設置も可能であるため、没入感のある空間演出を実現します。

レンズをマウント軸に90度・レンズ軸に360度回転させることが可能。

本体を隠しレンズ部のみを露出した設置方法により、没入感のある空間演出を実現。

(3)72cmの至近距離から100インチの大画面映像の投写が可能

  • TR値0.34の超短焦点レンズにより、72cmの至近距離から100インチの大画面映像を映し出します。プロジェクター本体と投写面の間に生じるデッドスペースを大幅に削減できるため、空間を最大限に活用した演出が可能です。

(4)クラス*1最高となる上下70%・左右35%のレンズシフト機能*3を搭載

  • 大口径非球面レンズを採用し、クラス最高となる上下70%・左右35%のレンズシフト機能を搭載。プロジェクター本体の位置やレンズの向きを変えることなく、広い範囲で投写映像の位置を移動できます。さらに、1.1倍の光学ズーム機構を備えているため、投写映像の大きさを簡単に調整可能。レンズシフト機能と組み合わせることで、映像の調整作業を効率的に行うことができます。

上下70%・左右35%のレンズシフト機能を搭載。

1.1倍の光学ズーム機構を搭載し、投写映像の大きさを簡単に調整可能。

  • *3 プロジェクター本体の位置やレンズの向きを変えることなく、映像の位置を上下・左右の方向に調整できる機能。レンズシフト機能が起動していない状態で映し出された横長映像の縦・横の長さを基準として、映像を上下・左右に移動できる範囲を%で表す。
  • *4 製品重量は、2024年の仕様変更に伴い19.8kgとなっています(2025年2月3日更新)。

ニュース用画像データ

「FP-Z6000」ブラック
「FP-Z6000」ホワイト

更新履歴

2025年2月3日更新
2022年5月9日

お問い合わせ

報道関係

富士フイルムホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ

  • * 記事の内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(生産・販売の終了、仕様・価格の変更、組織・連絡先変更等)がありますのでご了承ください。