富士フイルム株式会社は、細胞の増殖・分化・機能発現を促進するサイトカインの開発・製造・販売を行う米国バイオテック企業Shenandoah Biotechnology(シェナンドーア バイオテクノロジー), Inc.(以下シェナンドーア社)の買収手続きを、3月25日(米国東部標準時)に完了したことをお知らせいたします。今回の買収完了に伴い、米国子会社で培地*1のリーディングカンパニーであるFUJIFILM Irvine Scientific(フジフイルム アーバイン サイエンティフィック), Inc.(以下FISI)の子会社としてシェナンドーア社を始動させました。
当社は、今後、FISIの培地技術とシェナンドーア社が有する、サイトカインの開発ノウハウを組み合わせて、目的の機能を発現する細胞を効率的に培養できる細胞治療用培地を開発していきます。また、培地・iPS細胞・研究用試薬にサイトカインを加えた製品ポートフォリオで顧客への総合提案力を高め、幅広いニーズにこたえることで、市場が急伸する細胞治療薬の研究開発・製造支援ビジネスを拡大していきます。
当社は、医薬品の研究開発・製造支援ビジネスなどを通じてライフサイエンス事業の拡大を図るとともに、医薬品産業の更なる発展や細胞治療薬の産業化に貢献していきます。