このニュースリリースは、報道機関向けに発信している情報です。
富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、AI技術※1を活用した内視鏡診断支援機能「CAD EYE(キャド アイ)」※2の下部消化管用ソフトウェア「EW10-EC02」※3が、6月1日から診療報酬の加算対象となることが、厚生労働省より公表されましたのでお知らせします。
「CAD EYE」は、富士フイルムがAI技術を活用して開発した内視鏡診断支援機能です。内視鏡検査時に病変が疑われる領域をリアルタイムに検出して医師の診断を支援します。
富士フイルムは、2020年に「CAD EYE」の第一弾として、大腸内視鏡検査におけるポリープなどの病変検出および鑑別を支援するソフトウェア「EW10-EC02」を発売しました。
厚生労働省より本年3月に発表された令和6年度診療報酬改定にて、K721 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術の注3として「病変検出支援プログラムを用いて実施した場合は、病変検出支援プログラム加算として、60点を所定点数に加算する」ことが明記されました。
そして今般、厚生労働省より、内視鏡診断支援機能「CAD EYE」の下部消化管用ソフトウェア「EW10-EC02」が診療報酬加算の適用対象となる病変検出支援プログラムに追加されることが公表されました。本ソフトウェアを用いて内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術を行った場合は、病変検出支援プログラム加算として、60点を所定点数に加算できます。
富士フイルムは、2022年には、胃腫瘍性病変や食道扁平上皮癌が疑われる領域の検出を支援するソフトウェア「EW10-EG01」※4を発売し、「CAD EYE」の対象領域を下部消化管から上部消化管まで広げ、内視鏡検査においてAI技術を積極的に活用しています。
今後も、さまざまな医療現場のニーズにこたえる幅広い製品・サービスの提供を通じて、さらなる診断の効率化と医療の質の向上、人々の健康の維持・増進に貢献していきます。
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