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富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、高解像度CMOSセンサーを搭載し、当社従来機種※1比で高精細なハイビジョン画質を提供するダブルバルーン小腸内視鏡「EN-840T」を、富士フイルムメディカル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:川原 芳博)を通じて5月28日より発売します。
富士フイルムメディカルは、5月30日~6月1日にグランドプリンスホテル新高輪(東京都港区)で開催される「第107回 日本消化器内視鏡学会総会(JGES2024)」に本製品を出展します。
小腸は、全長6~7mと長く、口からも肛門からも遠いことに加え、体腔内に固定されていないため、長年、内視鏡検査が困難な臓器と言われてきました。当社は、2つのバルーンを使用し、小腸内でスコープを少しずつ進ませるダブルバルーン小腸内視鏡を2003年に世界で初めて発売。ダブルバルーン小腸内視鏡の登場により、小腸全域の検査・処置が容易に可能になりました。ダブルバルーン小腸内視鏡は、小腸疾患の早期発見・治療をサポートする内視鏡として、大学病院など多くの医療機関で利用されています。
今回発売するダブルバルーン小腸内視鏡「EN-840T」は、高解像度CMOSセンサーを搭載し、当社従来機種※1と比較し高精細なハイビジョン画質を提供します。また、当社従来機種※1と同じ先端部径・鉗子口径を維持しながら、新たに副送水機能を搭載しました。観察部位に付着した粘液や血液を洗い流すことができるため、よりスムーズな観察や治療に寄与します。体内に挿入する挿入部には、先端から手元にかけて硬さと弾発性を変化させ、先端側は軟らかく、手元側はたわみにくくコシのある「高弾発グラデーション軟性部」を採用しました。術者の押し引き・回転操作が先端に伝わりやすい特性を持っているため、小腸深部への挿入性向上が期待できます。
富士フイルムは、今後も独自技術を生かし、さまざまな医療現場のニーズに応える幅広い製品・サービスの提供を通じて、さらなる診断の効率化と医療の質の向上、人々の健康の維持・増進に貢献していきます。
ダブルバルーン小腸内視鏡 EN-840T
販売名:ダブルバルーン内視鏡システム(-840TB-)
承認番号:22500BZX00052000
2024年5月28日
高解像度CMOSセンサーを搭載し、当社従来機種※1と比較し高精細なハイビジョン画質を実現しました。近接2mmからの観察が可能で、粘膜表層の微細な血管模様や構造の視認性向上が期待できます。また、炎症の診断や微小な病変の発見をサポートする「BLI」※2や「LCI」※3、LED光源搭載内視鏡システムの新モデル「ELUXEO 8000システム」※4に搭載した、出血時の出血点検出や内視鏡処置時の予防的止血のサポートを目指した「ACI」※5といった画像強調機能にも対応しています。
当社従来機種※1同等の先端部径9.4mm・鉗子口径3.2mmを維持しながら、新たに副送水機能を搭載しました。これにより、さまざまな処置具を使用しながら、観察部位に付着した粘液や血液を洗い流すことができるため、よりスムーズな観察や治療に寄与します。
挿入部先端から手元にかけて硬さと弾発性を変化させ、先端側は軟らかく、手元側はたわみにくくコシのある「高弾発グラデーション軟性部」を採用しました。術者の操作が先端に伝わりやすいため、小腸深部への挿入性向上が期待できます。
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