このニュースリリースは、報道機関向けに発信している情報です。
富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)の子会社で、バイオ医薬品の開発・製造受託会社(CDMO※1)であるFUJIFILM Diosynth Biotechnologies(フジフイルム ダイオシンス バイオテクノロジーズ)(以下、FDB)は、このたび、デンマーク拠点においてオフサイトPPA※2(Power Purchase Agreement:電力購入契約)を導入します。本導入に加え、富士フイルムグループが進める北米エリア全拠点の再エネ化により、FDB世界全7製造拠点※3においてすべての使用電力を実質的に再生可能エネルギー(再エネ)に転換します。
FDBは、北欧の再生可能エネルギー企業であるBetter Energy(ベター エナジー)社より、デンマーク拠点のあるヒルロッド市から80km離れたソロー市に建設予定の太陽光発電設備※4から発電される追加性※5のある再エネ電力を10年にわたり購入します。これにより、現在新設中の20,000リットル培養タンク6基稼働時の使用電力も含む、デンマーク拠点で使用する全電力にあたる約4万MWh/年の再エネ化を2025年7月より実現します。
富士フイルムホールディングスは、2040年度までに自社が使用するエネルギー起因のCO2排出実質ゼロにすることを目指しています。昨年11月には、FDBの北米拠点を含む、富士フイルムグループの北米エリア全拠点の使用電力を、バーチャルPPAを通じて2025年後半から実質的に再エネ化することを発表。さらに今回のデンマーク拠点のオフサイトPPA導入により、FDBは世界全7製造拠点において、すべての使用電力を実質的に再生可能エネルギーに転換し、2022年度CO₂排出量を約23,000トン削減します。
富士フイルムホールディングスは、今後も気候変動問題の解決に向けた取り組みを継続し、脱炭素社会の実現に貢献していきます。
(参考)FUJIFILM Diosynth Biotechnologies概要
FUJIFILM Diosynth Biotechnologies(FDB)は、英国・米国・デンマークに拠点を有し、抗体医薬品や遺伝子組換えタンパク医薬品、遺伝子治療薬、細胞治療薬、ワクチンなどあらゆる種類のバイオ医薬品の開発・製造受託を行っています。30年以上にわたる実績・経験を持ち、業界をリードする独自の高生産性技術「pAVEway™」「Apollo™X」を活用した細胞株開発からプロセス開発、治験薬製造、商業生産まで包括的な受託サービスを提供しています。
お問い合わせ
報道関係
富士フイルムホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
その他
富士フイルム株式会社
バイオCDMO事業部