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富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、11月19日、がん検診を中心とした健診センター「NURA(ニューラ)」の新拠点をインドのハイデラバードにオープンします。今後も「NURA」の拠点拡充を図り、新興国での健康診断(健診)サービス事業をさらに拡大していきます。
当社は、2021年から2023年にかけてインドのベンガルール、グルグラム、ムンバイに「NURA」を開設。さらに2023年9月、モンゴルのウランバートルに「NURA」をオープンし、新興国での健診サービス事業の展開を強化しています。「NURA」では、当社が持つCT・マンモグラフィなどの医療機器や医師の診断を支援するAI技術を活用して、がん検診をはじめ生活習慣病検査サービスを提供。約120分という短時間ですべての検査が完了し、かつ健診終了後にその場で医師から健診結果に関する説明を、診断画像を見ながら分かりやすく受けられるという利便性から、「NURA」の利用者はすでに約17,000人に上っています。
WHOが発表した「World health statistics 2023」によると、日本人の平均寿命は84.3歳で世界第一位です。日本人の平均寿命が長い要因は、健康的な食文化や充実した医療制度に加え、定期的に健診を受ける文化にあると考えられています。健診は、がんなどの病気の早期発見が期待できるだけでなく、身体の状態を把握することで病気の予防にもつながります。しかし、新興国では健診サービス施設が少なく、健診を受ける文化が定着していないという課題があります。
今回、当社は、インド南部に位置しIT産業を中心に経済成長が著しいハイデラバードに「NURA」をオープンします。「NURA」は、日本式の高品質な健診サービスを近隣の住民や企業・医療施設関係者などに提供します。また、日本マイクロソフト株式会社との連携により、AI技術を用いて健診結果のフィードバックや受診後のフォローアップを支援するAIアシスタントアバターの研究を進めます。当社は、「NURA」を通じてインドをはじめとする新興国での健診文化のさらなる普及を目指します。
今後も当社は、豊富な医療機器のラインアップや医師の診断を支援するAI技術を活用した「NURA」の高品質な健診サービスをより多くの方々に届けることで、世界の医療の発展と人々の健康の維持増進に貢献していきます。
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