このコンテンツは医療従事者向けの内容です。
輸血用血液製剤にX線を照射する専用装置です。
現場からのご要望*1にお応えする上下2方向X線照射方式です。
- *1 日本輸血・細胞治療学会「輸血後GVHD対策小委員会報告」が発行している輸血によるGVHD予防のための血液に対する放射線ガイドラインにおいて、輸血後GVHDの予防策のーつとして放射線照射が有効とされています。
特長
- 操作盤はタッチパネルを採用しています。
- X線照射設定値15Gy、20Gy、25Gyを操作盤で選択できます。*2 *3
- 線量計により、照射積算線量をリアルタイムに表示します。
- 大型の血液バッグ収納トレイ(以下、トレイという)はø350mm×70mmのため400mlバッグであれば同時に7バッグまで照射が可能です。
- 線量計の故障等により正常な動作を行わなかった場合に、警報でお知らせします。
- 防護ボックスの外部漏えい線量率は1μSv/h以下に遮蔽されています。
- 操作者IDを登録することにより使用者を制限することができます。
- 放射性同位元素を使用していないため、災害による汚染リスクや放射性物質の盗難の心配がありません。
- *2 X線照射線量設定値は1.00Gy~25.00Gyの任意の線量も設定可能。
- *3 X線照射線量設定値はトレイ内の最低値。
X線照射方式
![](https://asset.fujifilm.com/www/jp/files/2020-04/36e70d35bdf3114d5d63c9475a05edde/pic_sangray_01.png)
Point
X線管装置を上下に配置しています。
- 同時照射により処理能力を向上しています。
- X線照射線量の均一化を図っています。
- 販売名
X線照射装置 SANGRAY
- 医療機器承認番号
22700BZX00036000