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一歩進んだクリニック経営

【新患獲得のために重要なWEBサイト活用方法】
どうすれば地域住民に知ってもらえるか?
SEO対策の具体的なやり方とは。

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本ページの内容を含む、開業に向けた人材育成方法やWeb活用集患のポイント、どうすれば地域住民に知ってもらえるか?等をわかりやすくまとめた、印刷用ファイルをダウンロードいただけます。是非、ダウンロードいただき、クリニック開業のご検討の際にご活用ください。​

クリニックを開業し、経営を安定させるには、新患獲得は非常に重要な施策です。新患獲得といっても看板や電柱広告などのような方法から、インターネットを活用した方法まで、さまざまな方法が存在します。今回のコラムでは、クリニックのWEBサイトの活用方法について詳しくご紹介します。
「どうすれば地域住民に知ってもらえるか?」をテーマに、自院のWEBサイト作成のコツや制作会社の選び方の注意点を詳しくご紹介します。

「地域住民」に知ってもらうための具体策「SEO対策」とは?

SEO対策とは、「検索エンジン最適化」という意味で、自院のWEBサイトをある特定のキーワードで上位表示させるさまざまな対策のことをいいます。

たとえば、西麻布の地域住民が風邪をひき「内科」を探すとき、Googleなどの検索エンジンで「西麻布 内科」「西麻布 風邪」「西麻布 発熱」などの様なキーワードで検索し、クリニックを探します。このとき、もし、自院のWEBサイトが検索結果の上位に表示されるようになれば、「地域住民」に知ってもらうことにつながります。これがSEO対策です。

実際にどのくらいの人が検索しているのか?

このSEO対策は、「地域住民」に知ってもらうための施策として活用するため、「重要な指標」があります。それが、「検索回数」です。例えば、「内科」を開業する場合、「地名+内科」などのキーワードで検索することが考えられます。さらに、「地名+風邪」「地名+発熱」「地名+咳」などもありそうです。

これらのキーワードがどのくらい検索されているのか?が「検索回数」です。

検索キーワードの検索回数調査ツールがインターネット上にいくつかあり、そういったツールを活用すれば、右記のようなデータを取得することができます。

右記表1は、過去1年間の月間の検索回数の平均値です。さまざまなキーワードの組み合わせで検索されていることがわかりますし、逆に検索されていないキーワードもあることがわかります。

余談ですが、クリニックを開業する場合、物件(立地)を選ぶ必要がありますが、右記のようなデータを事前に分析し、検索回数の多い地域を開業地にするというのも1つの考え方になります。ぜひ開業地選びのヒントにもご活用ください。

このようにキーワード別の検索回数を調査し、どのキーワードでSEO対策を行い、「地域住民」に知ってもらうか?を考えると良いでしょう。

表1:検索回数調査結果の例(2024年7月4日に調査)

SEO対策の具体的なやり方

それでは、SEO対策の具体的なやり方の基本をご紹介しましょう。SEO対策をするときの最低限の知識ですので、もしWEB制作会社などを選定するときは、ここでご紹介する知識を知っているかどうか?を1つの判断基準にされるとよいでしょう。それではSEO対策の基本的なプロセスをご紹介します。

(1)キーワードを決める

SEO対策では、キーワードを決めることから始まります。開業するクリニックの科目や診療内容に合わせてキーワードを選定します。またクリニックは地域密着のビジネスですので地名もキーワードには必要になります。例えば、金沢市で内科を開業する場合は、「金沢 内科」などがキーワードとして考えられます。

キーワードは複数あっても問題ありません。自院に関連するキーワードをリストアップしましょう。複数ある場合は、検索回数の多いキーワードを優先的に選定すると良いでしょう。

(2)キーワードのサジェストワードを調査する

キーワードを決めたら、そのキーワードのサジェストワードを調査します。サジェストワードとは、キーワードと組み合わせて検索されるキーワードのことで、Googleの検索ボックスで調査することができます。例えば「金沢 内科」というキーワードをGoogleの検索ボックスに入力してみましょう。すると、下記のようになります。

画面1の場合、赤枠で囲ったワードがサジェストワードです。これは、実際に検索されているキーワードをGoogleが検索ボックスに表示しており、検索の利便性を高めるGoogleの検索支援機能の1つです。サジェストワードには、「検索者が知りたいこと」のヒントがたくさん含まれています。画面1の内容を見てみると、「おすすめ」「日曜」「土曜日」「夜」といったワードがあります。

Googleの検索ボックスに表示されるキーワードは数個程度ですが、他にもたくさんの組み合わせがあります。それらは、「サジェストワード抽出ツール」といったインターネット上のツールがあるので、それらのツールを使ってサジェストワードを全てリストアップするといいでしょう。

画面1:Googleの検索ボックスに表示されるサジェストワードの例

「金沢 内科」で実際に抽出してみると、右記の表のようになりました。

表2はサジェストワードの一部をピックアップしておりますが、他にもたくさんのサジェストワードがあります。表2をよくみると「英語対応」「遅くまで」「土曜、日曜」のような「サービス」に対するワードや、「咳」「肝臓」「漢方」「甲状腺」「高血圧」などのような症状・病状に関連するワード、そして「旭町」「駅西」「小立野」などのような市内の町名に関するワードがあることがわかります。

このようにサジェストワードを分析すると「どんな検索をしていてどんなクリニックを探しているのか?」がよくわかります。キーワードによっては無数の組み合わせがでてきますので、事前に分析しておくと新しい気づきが多く得られます。

表2:「金沢 内科」でのサジェストワード一覧(2024年7月4日に調査)

(3)サジェストワードに合わせてWEBサイトを作る

サジェストワードをリストアップしたら、自院の特長(土曜日も診断するのか、英語対応可能なのかなど)と突き合わせしながら、WEBサイトを作ります

例えば、自院のWEBサイトに「内科での英語対応について」のようなWEBページを作成すると、「金沢 内科 英語対応」でSEO対策できる可能性があります。その他にも「高血圧の改善治療について」のようなページを作成してもよいでしょう。

このように、自院の特長と検索されているキーワード(サジェストワード)を組み合わせて、WEBサイトを設計し制作するとSEO対策につながっていく可能性が高くなります。自院の特長とも連動したWEBサイトになりますので、SEO対策による新患獲得にもつながっていきます。

まとめと結論

以上、クリニックにおけるWEB活用(SEO対策)の基本テクニックについてご紹介しました。

ここでご紹介したSEO対策のプロセスは基本中の基本です。そのため、WEBサイト制作を検討される場合は、この基本をしっかり覚えておきましょう。そして、もしWEBサイト制作業者を選定するときが来たら、そのときは、このSEO対策の基本を熟知している業者かどうか確認し、選定するといいでしょう。

SEO対策をしっかり行えば、WEBサイトは24時間365日、自院を宣伝してくれるツールになります。安定した新患獲得を継続するためにも、ぜひSEO対策を強化してください。

【文責 BtoBマーケティングコンサルティング 株式会社ALUHA】

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