水にぬれた写真プリントやフィルムをそのままにしておくと、表面にバクテリアやカビが繁殖し、時間がたつにつれて画像が失われてしまいます。劣化を少しでも抑えるため、できるだけ早く陰干しして乾燥させ、写真プリントやフィルムの水や泥を払いましょう。ここでは、応急処置としての対処方法をご紹介します。
- 乾燥しやすいように、アルバムを広げます。
例えば、アルバムのページごとに洗濯バサミで挟んで隙間を設けるなど、隣り合うページがくっつかないようにするとよいでしょう。 - アルバムを分解して、写真を1枚ずつ剥がします。
写真同士がくっついて剝がれないことがあるので、アルバム・写真がぬれているうちに行います。
剝がした写真を床に広げたり、洗濯バサミでつるしたりして乾かすこともおすすめです。
そのまま乾燥させると、台紙と写真、薄紙がくっついてしまうので、台紙から写真を広げて乾かしましょう。
写真がガラスにくっついたまま乾燥させると、剥がれなくなることがあるので、早急に写真を額から出して乾かします。
* ガラスに貼りついてしまった際は、無理にはがさない方が良い場合もあります。
写真をビニール袋や土のう袋に入れたままにすると、蒸れた状態が続き、画像の劣化が進みます。なるべく早く袋から出して、乾かしましょう。
写真プリントは、しっかり乾燥させれば、画像の劣化を抑えられます。
水洗いしたり拭いたりして、きれいにすることもできます。
「被災写真救済ネットワーク」ウェブサイト
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