強い防振、耐水性などあらゆる機能を備え、多種多様な場面で活躍する双眼鏡TS-X 1440。セーリングコーチの外薗潤平さんに利用していただいたご感想を伺いました。
外薗潤平(ほかぞの じゅんぺい)1991年3月20日生まれ。鹿児島県出身。
2017、18,20年470全日本選手権優勝。2018年江の島ワールドカップ優勝。2021年東京五輪470級7位。2021年スナイプ全日本選手権優勝。
2022年アジア大会iQFoilクラス帯同コーチ。2023年フランスオリンピックウィーク女子iQFoilクラス銀メダル獲得。
実際にレースをしている選手のコース取り、戦術が肉眼では見えず、振り返りをするにもコーチの目線から見えていないと細かい事が何も言えないので、必要だなと思い、双眼鏡を探しました。そんな中「キング・オブ・双眼鏡」と謡われている、この双眼鏡(TS-X 1440)を梶本さん(梶本和香子:日本 Sail GP 所属)が使っているのを見て、これしかないなと思いました。
レース前は風の方向を選手にフィードバックできるように、選手の奥の方の風を見ます。レース中は、船や選手の状況を見ています。私が見ているIQフォールクラスは40~50km/秒くらいスピードが出るのですが、そのクラスだと強力な手振れ補正があるTS-X 1440の様な双眼鏡がないと先回りして見られないんです。
もともとは知りませんでした。普通に野鳥を見るような小さい双眼鏡があればいいなと思って探していた時にTS-X 1440がありました。ただ、実際海で使うとなると、海の上は結構波があるので本当に使えるのか半信半疑でした。でも実際に使ってみると、(本当に使えて)正直お世辞抜きでびっくりしました(笑)。
見たいものが見える!
本当に(笑)
僕の業界でしたら3つの機能をお勧めします。
防振・防水・浮くというポイントです。レース中は浮くからこそ首に掛けずに、船の中に置いて使っています。置く場所を考えながら落ちない場所に置くという一手間を省くことができるので、非常に使いやすいです。
防振機能については、十分満足しています!
防水機能については、海水を浴びる環境で使うにはめちゃくちゃ大事で、ふいに来た水から双眼鏡を隠す必要もないので、完全防水は非常に使いやすいです。
レースを見ている時は、基本的にこの双眼鏡を使用しているので、一か月に半月くらいは使っています。
セーリングと双眼鏡の相性はいいです。双眼鏡があると安全確保にも使えるし、さまざまな工数削減や戦術へも活用できます。先日、選手にトラブルが起きた時でも倒れた選手の頭が見えたので、すぐに確かめに行かなくても安全であることを確認できました。また、周りの海外のコーチも双眼鏡で見ている方が多く、この前の大会で僕の種目では皆双眼鏡で見ていましたし、TS-X 1440を使われている方もいました。
次の世界大会に向けてに向けてTS-X 1440を使いながら、選手の技術やレース戦術の振り返りを行い、選手の実力アップに繋げ、そして安全の確保にも活用していきたいです!
ここではTS-X 1440に関する、その他コンテンツをまとめました。
大きく揺れる船や車からでもクリアな視界を生み出す最強防振システムを搭載した防振双眼鏡