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日本

メンブレンフィルターとは

メンブレンフィルターの構造・仕組みとは?

メンブレンフィルターはある特定のサイズの微粒子や微生物はとおさない、という特徴から、精密濾過(ミクロフィルトレーション)を目的とした濾過工程において使用されています。ただ、多くのものが膜表面のみで粒子を捕捉するケースが多いため、目詰まりが比較的早く、多くの場合、粗濾過を目的とするプレフィルターと併用されます。
では、いわゆる粗濾過を目的としたプレフィルターと精密濾過を目的としたメンブレンフィルターの違いはなんでしょうか。

①抵抗の軽減

一般的な対称膜は画像のように膜全体に一定の大きさの孔が空いています。ただ、富士フイルムのメンブレンは一次側(入水側)の孔径が大きく、初期の圧損が生じづらくなっております。つまり、一般的な対称膜に比べ、水の抵抗を抑えることが可能です。

②高流量の実現

最も抵抗値が高い緻密層を薄くすることで、高流量を実現しています。フィルター内部の水を通りやすくすることで処理流量を増やし、お客様の生産効率向上に寄与します。

③長寿命

一般的な対称膜は孔径の大きさが一定のため、粒子がその大きさに関わらず膜の表面に蓄積することで目詰まり(表面閉塞)を起こしてしまっていました。これに対し、富士フイルムの非対称構造膜は、大きな粒子を表面の粗い穴で、小さな粒子を深部の緻密な孔で効率的に捕捉します。膜の厚み方向を最大限生かすこと、メンブレンフィルターの長寿命化を実現しています。