A社さま 校了の色を本刷りで忠実に再現できるようになり、クレームが激減!
BEFORE
色管理を部門ごとに行なっていたため、色校正(インクジェットプルーフ、平台校正)と印刷機の色にズレが生じていた。色にシビアな仕事が多く、修正のやり取りに多大な時間と労力を費やしていたほか、校了となった色を本刷りで忠実に再現できずに、納品後にクレームになるケースもあった。
AFTER
印刷機の色をJapan Color基準で安定させ、プルーファー・平台校正機の色をマッチング。これにより、印刷オペレーターは校正紙を「信頼できるターゲット」にすることができ、より効率的・高精度に色を合わせ込めるようになった。色の修正のやり取りが減少し、クレームも激減。品質に対するクライアントからの評価が高まった。
B社さま 刷り出しが早くなり、損紙が大幅に減少。時間の有効活用が可能に!
BEFORE
プルーフや本機校正と本刷りの色がなかなか合わず、本刷りの段階でオペレーターが力技で合わせ込むというケースが多かったため、刷り出しに時間がかかり、オペレーターの負荷も大きく、損紙もなかなか減らせなかった。
AFTER
色基準を見直し、オペレーターが出しやすい濃度に再設定したことで、刷り出しが格段に早くなり、損紙の量が3~4割も減少。また、これまで印刷オペレーターが“色を見る”作業に費やしてきた時間を、色以外の品質のチェックにも充てられるようになり、事故防止・生産効率アップにつながっている。
C社さま 数値管理により作業の標準化が図れ、若い人材が育ちやすい環境に!
BEFORE
印刷オペレーターの高齢化が進む一方、若い人材を募集してもなかなか集まらない状況が続いていた。印刷現場の作業を標準化することで、ベテランオペレーターがいつでも世代交代できる環境を整えることが喫緊の課題だった。
AFTER
Japan Colorを基準とした数値管理の仕組みを構築することで、これまでオペレーターの技能に依存していた作業の標準化を図った。「決まった手順を踏めば一定の品質の印刷物が生産できる」という、若いオペレーターが育ちやすい環境になり、人材育成の時間短縮というメリットにもつながっている。