医療現場におけるデジタル化は進展の一途で、多様化・複雑化し、データ量は増大を続けています。その中で、大きなインパクトをもたらすIT。多種多様な情報を迅速・正確に処理し、効率的で適切な治療・診断を支援するために、富士フイルムメディカルITソリューションズは最先端の医療ITソリューション技術を駆使し、病院向け情報システムの商品企画、開発、構築、販売、サポート、コンサルティングを行っています。
私たちが注力する大きな任務は次の4つ。
- さまざまな機能で医療従事者の業務を支援する「医療従事者の負担軽減」
- 臨床・診療情報の可視化・分析や適切な保険診療を支援する「病院経営支援」
- 蓄積した診療情報を利活用することで、医療の発展に寄与する「医学研究への貢献」
- これらを通して実現する「医療の質・安全性の向上」
![[画像]IT SOLUTIONのサイクル](https://asset.fujifilm.com/www/fmi/files/2021-09/25e927c57ae56a5e22afb31f7580af43/fig_what-we-do_01.jpg)
医療現場の声に真摯に耳を傾け、医療現場が抱える課題に向き合い、真の解決につながる最高品質の医療情報システム・サービスを提供し、医療の質の向上と診療の効率化に貢献するとともに、医療技術の進化を支えていきます。
主な製品・ソリューション
統合診療支援プラットフォーム「CITA Clinical Finder」

病院内の各診療システムで管理されている検査画像、バイタル情報、処方など診療データを1つのプラットフォームに集約・表示。診療のプロセスの全体像を把握しながら、診療の場面に応じて、目的の情報に簡単・迅速にアクセスすることができる次世代診療支援システムです。診療プロセス全体をグラフィカルに可視化することで、目的の情報にたどりつくまでの時間を短縮するとともに、必要なプロセスの抜けもれを防止します。
診療業務支援ソリューション「Yahgee」

電子カルテなどのデジタル化された情報、紙ベースの文書・帳票類、各部門のレポートなど、さまざまな情報・文書を統合・一元管理し、データベース化するシステムです。診療文書作成業務の負担を軽減するとともに、多職種・多部門にまたがるチーム医療での情報共有や進捗管理、カンファレンスなどのワークフロー、臨床研究を支援します。
生体情報システム「Prescient/プレシエント」

手術中の麻酔や処置の記録、救急現場での処置や脈拍など生体情報、ICUでの看護記録や点滴情報など、医療現場の重要な情報を効率的かつ正確に記録、一元管理するシステムです。異なるメーカーの医療機器が混在してもシステム構築が可能。麻酔器、人工呼吸器などの機器と連携して必要なデータを自動的に取得できるうえ、タッチパネルで迅速な記録作成が行えます。
内視鏡情報管理システム「NEXUS」

麻酔、検査、機器の清掃などのさまざまな業務が1回ごとに発生する内視鏡検査や、検査の種類により業務の流れが異なる生理検査のように、運用が複雑な検査業務を支援する部門システムです。検査依頼情報の確認から検査画像の管理、レポート作成、手術時の動画管理、さらには機器の洗浄消毒管理まで、検査に求められる各種業務のIT化により、検査機器の稼働率向上や患者様の病院滞在時間短縮を実現すると同時に、感染対策強化など医療の安全に寄与します。
手術映像管理システム「 F surV」

手術室内のあらゆる映像の一元管理を簡単操作で実現するシステムです。手術映像をスムーズかつ簡単に参照、編集、配信する機能を持ち、チーム医療における映像活用をサポートします。
グループの連携により、先進的な機能開発を推進

富士フイルムグループでメディカルシステム事業を担う富士フイルム、富士フイルムメディカルと連携して、院内情報の統合や地域医療連携の構築など、グループシナジーを最大限生かした医療ITを開発・提供できるのが大きな強み。中でも、今後、特に期待されるのがAI技術です。富士フイルムがこれまで培ってきた画像認識技術と深層学習を組み合わせ、画像診断を支援するメディカルAI技術ブランド「REiLI」を含めたさまざまなAI技術と医療情報システムの融合を加速し、先端的な機能開発を進め、新たなワークフローを提案します。