富士フイルムソフトウエア株式会社(以下、FFS)は、社員一人ひとりが「一流の技術者」として成長できる環境づくりに取り組んでいます。入社1年目はもちろん、その後も階層別の研修を用意しており、継続的なステップアップが可能です。そんなFFSの環境は、若手エンジニアの目にどう映るのか?入社からこれまでの成長実感と社内の雰囲気について4名がざっくばらんに語ります。
プロフィール
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T 入社1年目。ネットワークソリューショングループ所属。
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S 入社1年目。基盤技術グループ/先進基盤チーム所属。
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M 入社2年目。システムソリューショングループ(メディカル機器担当)所属。
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A 入社4年目。アドバンストソリューショングループ所属。
4カ月の集合研修でソフトウェア開発のイロハが学べる
M(2年目):私は工学系の大学出身ですが、ソフトウェア開発に関する知見がほとんどなかったんです。研究で少しプログラミングに触れたことがある程度で、開発のプロセスすらも知らなくて。正直、「こんな私でもエンジニアになれるのかな?」という不安がありました。
A(4年目):私も大学では情報系の単位を取っていなくて、入社時はプログラミング初心者でした。苦手意識があり研修についていくのもやっとでしたが、FFSは「いまできること」より「頑張る意欲」を重視する会社。若手への期待度が高く研修が充実しており、業務に直結した技術が習得しやすいので、好きなことや興味があることに向けて努力できれば、取り残される心配はなかったですね。
S(1年目):入社後から約4カ月間は集合研修をしました。2週間ほどかけて富士フイルムグループ全体でビジネスマナー研修を受け、そのあとはFFSのみで技術研修をします。技術研修のひとつ目は、C/C#について学ぶプログラミング言語研修でした。講義だけではなく、「カプセル化」「抽象化」などの用語を説明してみて、チームメンバーと理解度を共有するといったグループワークもします。用語そのものの理解が深まるだけでなく、情報リテラシーやプレゼンスキルも学ぶことができました。
T(1年目):プログラミング言語研修を終えたあとは、5人1チームでソフトウェア開発を行うミニシステム演習をしました。私たちに与えられたテーマは、「フォトビューアー」の制作。要求分析から設計、実装、テストと実際のソフトウェア開発のプロセスに沿って作業を進めました。実務さながらに役割分担し、私はチームリーダーを務めることに。積極的に発言するのは苦手だったので、「大変な役が回ってきてしまった」と思ったんです。ところが、進捗状況の確認などで意識的に声がけをしていたら、臆せず能動的にコミュニケーションをとれるようになれました。
ヘルスケア、AIなど魅力的なプロジェクトを経験してプロフェッショナルを目指す
S(1年目):配属先の部門でOJTがあります。私が配属されたのは、AIに関するプロジェクト。メンター(指導員)や周囲の先輩にフォローしていただきながら、少しずつ業務に入っていきました。配属から半年ほど経ち、いまでは一人でできることもずいぶん増えてきました。先日、富士フイルム本社の担当者にAIの活用方法の提案をしたところ、「おもしろそうだね」と言ってもらえて非常にやりがいを感じました。
T(1年目):私は、監視カメラに関するプロジェクトへの配属でした。イメージング製品に携わりたいという想いが強かったので、配属が決まったときはうれしかったです。製品化に向けたアイデアの良し悪しを検証する「PoC(概念実証)」というフェーズで参画し、検証用のプログラム作成などにチャレンジしました。初配属でやりたかった製品、しかも研究開発に挑戦でき、ワクワクしながら業務に取り組めました。
M(2年目):私もTさん同様、やりたかった製品のプロジェクトに配属してもらえました。就活時の面接や研修期間中の配属希望面談で、「医療機器をつくりたい」と伝えていたので、希望が叶ったときは胸が躍りました。入社時は、「ソフトウェア開発って、なにをするんだろう?」といった状態でしたが、入社2年目となり、いまでは製品に搭載されるプログラムを作れるようになりました。しかも、協力会社への作業依頼など責任のある業務も任せてもらえています。
A(4年目):FFSでは「若手社員」は3年目まで。4年目からは「中堅社員」になります。このため、節目である3年目には「成果発表会」があります。私が発表したのは、当時参画していたクラウド型のファイル送受信サービス開発での成果でした。設計手法や、実装の際にぶつかった課題、その解決方法、プロジェクトを経て得た学びなどをまとめました。役員の前でプレゼンするのは緊張したものの、自分の成果を改めて振り返る良い機会でしたし、それを認めていただいたことは大きな自信になりました。
風通しが良い環境でのびのび成長でき、じっくりキャリア形成できる
T(1年目):同期の仲がすごくいいです!私たちの代は、集合研修中は新入社員全員が本社近くの借り上げ物件に入居したので、仲良くなりやすかったです。いくつかのマンションに分かれて1人1部屋で生活しますが、近い距離に住むので、気軽にごはんを食べに行ったり遊びに出かけたりしていました。各部門に配属されたあとも同期との交流は続いていて、ちょっとした悩みを共有したり休みを合わせて旅行したりと、かけがえのない存在となっています。
S(1年目):先輩や上長はとても面倒見が良く、フランクなコミュニケーションをとってくれます。実は、私は入社前にFFSのインターンシップに参加したのですが、メンバーと上長とのフラットな関係性に驚きました。ちょうどUFS(*1)を実施している期間だったのですが、メンバーが上長に対して改善してほしい点を萎縮することなく伝えていることを知り、「FFSならのびのび働けそう」と思いました。これが入社を決めたポイントでもあります。実際に入社した後も、ギャップはまったく感じていません。
*1:UFS(Upward Feedback Survey)……メンバーが上長を評価することで、より良いマネジメント体制や関係性構築を図る制度。
M(2年目):若手へのフォローが手厚いと感じます。メンターだけではなく、席が近い先輩が「困っていることはない?」と気にかけてくれたり、スペシャリストと呼ばれるベテラン社員に技術面のサポートをしてもらえたり、部門全体のみなさんに頼れるんです。役職者の方も個人面談を定期的に設けてくれて、雑談を交えながら業務やキャリアの相談ができています。また、女性のライフステージをバックアップする仕組みが充実しており、女性エンジニアが多数活躍しているのも特徴的です。
A(4年目):入社4年目にして感じるのは、中堅やベテランになっても成長し続けることができる会社だということです。富士フイルムの製品やサービスは多種多様で、そのぶんプロジェクトも多彩。スキルに合った役割で色々なプロジェクトに参画できます。現在、参画しているのは新規サービスの立ち上げプロジェクト。初めてのことばかりで余裕がない毎日ですが、これをやり切ればまた大きく成長できると感じています。ほかにも、中堅社員ならメンター制度を通して、育成スキルが身につけられます。初めてメンターになったときは苦労しましたが、先輩に相談しながら試行錯誤することで、少しずつメンティー(*2)に合ったフォローができるようになりました。メンターで得た育成スキルは、プロジェクト推進において非常に役立っています。
*2:メンティー……メンター(指導員)からサポートを受ける人。
若手のうちから刺激的なプロジェクトに参画でき、幅広い経験を通して成長できるFFS。また、技術強化研修をはじめ学びの機会が豊富で、じっくりキャリア形成できる環境です。あなたも私たちとともにFFSで「一流の技術者」へ成長しませんか?