当社は1984年にフロッピーディスクの製造会社として設立されました。その後、記録媒体の高容量化に伴い、CD・DVDなどの光ディスクの製造・販売に事業転換しました。特に、不正なコピーを防止するために当社が開発したコピー・プロテクト技術を用いた光ディスクは、官公庁や映画関係者などの方から、高い評価を得ています。
2015年からは、データの変換・消去や廃棄・複製防止・修復・長期保管などの多様なサービスをワンストップで提供する「D-Service」を開始しました。特に、写真フイルム・映画フイルム・紙などのアナログデータをデジタル変換する「企業様向けコンバージョン・サービス」は変換するデータ形式やピクセル数の指定など、お客様のご要望に応じた柔軟な対応が可能です。変換する記録媒体もFD・MOなどの古い記録媒体からVHS・HDCAMなどの動画まで、ほとんど全ての記録媒体からの対応が可能です。
2018年からは、光ディスクで培った微細加工技術と国内初の3Dレーザー描画装置を組み合わせた新規事業に取り組んでいます。この事業では、次世代の通信機器や医療製品に必要なマイクロレンズ・マイクロ流路などナノレベルで正確な形状を要求される金型の製作や射出成型・インプリントによる部品の供給を行っています。
また、富士フイルムブランドのアーカイブ用磁気テープ「LTO=Linear Tape-Open」の国内代理店契約を富士フイルムと締結し、2020年4月より販売を開始しています。
当社はこれらの事業を通じて、品質・環境活動と個人情報・機密情報保護活動の取り組みが重要な経営課題であるとの認識の下、IMSやPマークの認証を取得しました。
これからも、当社は時代のニーズに合わせて変化に対応し、お客様に信頼され、社会に貢献する会社を目指します。
株式会社富士フイルムメディアクレスト
代表取締役社長
小澤 順