富士フイルムグループの工場や研究所では、医療機器や医薬品、化粧品などの「ヘルスケア」、カメラやレンズなどの「イメージング」、半導体用材料などの「マテリアルズ」、複合機や業務用ソフトウエアなどの「ビジネスイノベーション」と、幅広い製品・サービスの製造および研究開発を行っています。製造や研究開発の現場は日々進化しており、その進化と歩調を合わせて工場や研究所の環境・インフラを整備することは、最先端の製品・サービスを提供する上で必要不可欠です。
富士フイルムビジネスエキスパートの工務技術者は、グループの各事業所において、環境整備工事の設計・施工管理、建物やインフラ設備の運転・保全管理、機能改善を担っています。世界中で社会課題を解決している富士フイルムグループの事業活動は、私たちの日々の仕事によって支えられています。
工務センターでは、一人ひとりが技術を磨き、学び続けることで、富士フイルムグループの事業と人を支えると同時に、地球と社会に貢献しています。その責任感と誇りが、私たちのやりがいとなっています。
富士フイルムグループ各社の実験・開発・生産といった多種多様な用途・要望に対し、最適仕様かつ最小コストで部屋環境・装置を整備し、事業活動の安定化・促進に貢献します。
- バイオセーフティー対応 実験環境整備
- 実験室内の温湿度管理、陰圧化
- 実験機器への各種ユーティリティー供給
- フェイルセーフ、停電・漏水・ガス漏れ、設計
など。
富士フイルムグループ各事業所の建屋・設備に対し、日々の運転管理・保守~改修・老朽化更新提案まで担当し、事業所全体の最適化、安定稼働に貢献します。
- 運転操作、警報監視
- 故障・トラブル対応
- 運転計画立案
- 点検(日常・定期・法令)
- メンテナンス、消耗品交換
- 故障解析
- 修理
- 新設/撤去・老朽更新
- 能力増強、効率化、機能改善
- レイアウト変更対応
富士フイルムグループでは、気候変動への対応として、CSR計画「Sustainable Value Plan 2030(SVP2030)」を策定、省エネ法の削減目標を上回る、「2030年度までにCO2発生量50%削減」を掲げています。
事業所のエネルギーをマネジメントする工務センターが省エネ活動を主導することで、環境問題の解決と事業コスト削減に貢献します。
- 実験室非稼働時の給排気削減
- クリーンルーム循環風量最適化
- ターボ冷凍機の冬季夜間蓄熱停止によるシステムCOP最大化
などを行い、CO2発生量5%削減、動熱費5,000万円削減といった省エネ効果を実現。
工務センターでは、対象技術領域を以下の3つに分類しています。それぞれの領域で、高い専門性を持った技術者が、その知見やスキルをフルに活用しながら相互に連携して、工事や保全管理、改善提案を主体的に遂行しています。
- 外壁、屋上防水、内装建具類の機能維持、修繕計画の立案遂行
- 新築、改修計画のプロジェクトマネジメント
- 建築法規に関わる対応
- 受配電設備および各種電気設備の維持管理、新設・改修工事の立案遂行
- 電気主任技術者の選任および電気保安業務
- エネルギー使用量管理および環境データ報告
- 空調給排水設備および用役設備の維持管理、新設・改修工事の立案遂行
- 研究開発・製造付帯環境の整備、インフラ設備の能力増強、機能改善
- 省エネ・CO2削減の推進