大学・大学院では、膜タンパク質の分子構造について研究。新卒で入社した体外診断薬メーカーでは、試薬の設計開発や、欧州用の「薬事文書」制作に従事。2024年5月、富士フイルムビジネスエキスパートに入社。
富士フイルムグループが開発した医療機器の「薬事文書」を制作しています。医療機器は規格・法令の要求事項を満たすことを証明することで発売または販売の継続が可能になるのですが、その証明のために製品情報・エビデンスをまとめたものが「薬事文書」で、国や地域ごとに要求や証明方法に差があるために日本用、米国用、欧州用などと複数の薬事文書を用意します。その中で、私は日本用の薬事文書を担当しており、主に内視鏡製品の薬事文書を制作しています。開発者から情報を得たり、データを集めたりなど、数週間かけて1製品分の薬事文書を制作していきます。多いときで2~3製品を同時に受け持っています。現在は、日本の薬事について知見を深めること、内視鏡という製品を深く理解することに注力していますが、ゆくゆくは海外向けの薬事文書や、X線やMRIなどのほかの医療機器の薬事文書も担当できるよう、知見を広げていきたいと思っています。また、薬事文書制作プロセスにおける課題を抽出し、改善策を練ることで、業務の効率化や品質向上を目指すことも仕事のひとつです。
前職で薬事文書制作を経験し、自分に向いた仕事だと思いました。現在のポジションには、キャリアアップのチャンスを感じて応募。採用面接でお話しした社員の方々の印象がよかったことが入社の大きな決め手になりました。話し方や考えが理路整然としていて豊富な見識とアイデアを持っている方々だという印象で、一緒に働くことで吸収できるものが多々あると感じました。ほかには、勤務地も決め手になりました。私は都会過ぎる場所が苦手なので、西湘エリアの“程よい田舎感”が気に入った次第です。
医療機器を世に出し、その後も販売を継続していけるよう支える仕事なので、医療の維持・発展に関与できること、ひいては、富士フイルムグループのパーパス「地球上の笑顔の回数を増やしていく」を実現できることがやりがいです。個人の視点からは、多様な知識・スキルを習得できる機会に恵まれていることも魅力です。富士フイルムグループでは、内視鏡、X線撮影装置、MRI・CTなど、多様な医療機器を扱っているため、幅広い製品知識を得ることができますし、グローバルに製品を展開するため、各国の薬事を理解する機会もあります。さらに、業務の効率化・品質向上を目指す中で、DXのスキルも身に付きます。
教育環境の満足度が高いです。前職で扱っていたのは体外診断薬なので、内視鏡などの機器を扱うことには不安がありましたが、ベテランの方々との勉強会など、教育の場を十分に設けていただけているおかげで、業務習得が滞りなく進んでいます。質問しやすい空気があるので、疑問の解消にも困りません。改めて考えると、新卒で入社した前職よりも教育の時間を割いていただけているので驚きです。また、業務改善のためのDX事例など、他部門と知見を共有する取り組みが盛んに行われており、情報が集めやすい点もよいと思っています。
新しいことに挑戦するときや専門外の世界に飛び込むとき、不安はつきものですが、富士フイルムビジネスエキスパートは人材育成に注力しているので、入社後にその不安はあまり必要なかったと感じられると思います。思考力と積極的な学びの姿勢があれば、どんなバックグラウンドを持つ方でも活躍できる職場です。富士フイルムグループの事業領域の中に関わってみたい仕事があれば、ぜひ応募してみてください。
- 8:30
出社
- 8:30~9:00
メールチェック、前日の勤怠入力など
- 9:00~9:30
チームメンバーとの打ち合わせ①。抱えている業務の進捗確認や困りごとの相談など
- 9:30~11:00
薬事文書制作
- 11:00~12:00
薬事文書制作プロセスの改善に向けた施策の実施
- 12:00~12:45
お昼休み
- 12:45~13:00
午前中に生じた疑問をチーム長に質問
- 13:00~14:00
チームメンバーとの打ち合わせ②。薬事に関する教育を受けたり、規則などの読み合わせを行うことで一緒に理解を深めたり、参加した外部セミナーで学んだことを共有するなど
- 14:00~15:00
内視鏡の設計担当者との打ち合わせ。エビデンスとなるレポートの進捗確認や、薬事申請の日程調整など
- 15:00~17:00
薬事文書制作
- 17:00
退社