工業大学で電気系を専攻し、ロボットメーカーのプログラマー、水処理施設の電気設備保守の仕事を経て、2021年3月、富士フイルムビジネスエキスパートに入社。
工務センターの電気班に所属して、電気に関わることは何でもやっています。コンセントを1つ取り付けるような小さな工事から、事業所全体の照明を蛍光灯からLEDに取り換えるといった数千万円規模・数年がかりの大きなプロジェクトまでさまざまです。また、電気以外では消防設備士の資格を活かして、事業所内の消防設備の点検計画・調整や故障対応なども行っています。
近年、電気関係では省エネ・CO2排出削減が強く求められるため、仕様面の工夫が必要です。何とおりかのシミュレーションを行い、上長とも相談した上で、管理対象の事業所のセンター長に提案をします。グループのほかの事業所の仕様にも影響を与える場合もあり、難しさもあります。社内だけでなく、施工を行う協力会社ともしっかりコミュニケーションを取り、良好な関係を築くことが、仕事をスムーズに進めるカギだと思っています。
前職では、浄水場やポンプ所といった水処理施設で、電気設備の保守を行っていました。安定的な運用のために毎日同じ設備を点検し、不具合があれば修理するという業務でした。電気への関心が強かったので、もっと多様な設備に触れたり、新しい設備を導入したりして、業務の幅や知識・スキルを広げたいと考え、転職しました。今はその希望通り、いやイメージ以上の仕事に携わることができています。
関係するすべての人の要望を満たせるように設備の仕様を決めるのはとても難しいのですが、本当に必要とされる機能について考え抜いた設備を、現場の方に満足だと言っていただけると、何より達成感があります。
また、このほど携わってきた照明設備の入れ替え工事では、年間50t以上のCO2排出削減を達成しました。そうした実際の効果が表れてくると、事業所や富士フイルムグループだけでなく、地球環境にも貢献していることが実感できて、やりがいを感じます。
同じ電気系の仕事とはいえ、前職は設備の保守・点検が中心でしたので、当社に入社して幅広い業務に携わることになったときは、手探りの状態で不安もありました。しかし、そんな経験の浅い私を先輩社員が非常に丁寧に指導してくれました。協力会社との関係もよく、仕事について教えてもらうことも多々あるなど、日々勉強になることばかりです。
残業も多くありませんし、工事の関係で土日に仕事をすることがあっても、きちんと代休が取れます。富士フイルムグループに関して事前に持っていた「働きやすい職場」というイメージのとおりでしたね。
私は転職時に実務経験の点で不安がありましたが、先輩社員のサポートもあって問題なく3年間やってこられました。職場の人間関係も良好で、転職して本当によかったと思っています。新しい仕事や環境に挑戦するのが不安な人も、迷っていないで、ぜひ飛び込んできてほしいですね。
- 8:30
出社
- 8:30~9:30
週末に実施した工事の施工内容を現場で確認。
- 9:30~10:00
空調更新工事の完了検査を、消防の立ち合いのもとで実施。
- 10:00~11:00
次週の工事に関して現場責任者と調整の打ち合わせ。
- 11:00~11:30
消防設備点検計画の打ち合わせ。
- 11:30~12:00
担当事業所から依頼のあった電源増設工事の調整を協力会社と実施。
- 12:00~13:00
お昼休み
- 13:00~14:00
工事で必要な部品の選定と手配。
- 14:00~15:30
業務改善活動(工事仕様書作成の効率化)に関する資料をまとめる。
- 15:30~16:30
予定している工事の養生計画を作成。
- 16:30~17:00
担当事業所から依頼のあった照明修理工事の仕様書を作成。
- 17:00
退社