これからも「モノづくり」に情熱をそそぐのは、人だ。
製造
化学反応や物理現象を感じるおもしろさも
製造現場は、ガラスでできた細かな器具や大型の設備を使って化学物質を日常的に取り扱う職場です。そのため、マニュアルを整備し、人と人とのコミュニケーションを大切にして、安全第一で日々の業務に取り組んでいます。
モノづくりの最前線では、設備や器具の準備から、各製造工程、出荷までを一貫して担当するため、一つひとつの業務を体得するほど喜びと充実感を感じることができます。
また、化学反応や物理現象を間近で見て、装置の構造や原理を理解することにより、さらなる成長につながります。
安全に関する取り組み
様々な有機化合物を取り扱う職場のため、より安全な企業活動を推進するための取り組みを行っています。火災事故を防ぐために日頃から導通やアース線など設備の点検を実施することはもちろん、たとえば着火源となる静電気に詳しい専門家が工場巡視を行って危険源を取り除いたり、実験を交えた分かりやすい講習会で従業員の安全に対する知識と意識の向上を図ったりするなど、事故の未然防止対策を行っています。
品質管理
品質を守る最後の砦
お客様に品質を保証するためには、決められた試験法に従って正しく検査を実施することが重要です。つまり、ルールを守るということです。
当社の製品は粉体や液体状であり、外観だけでは判断がつかないため、様々な分析機器を使用して、その製品が品質基準を満たしているかどうかを検査し、判定します。分析機器の進歩は日進月歩です。それに合わせて私たちも日々勉強をし、自分たちの成長を実感しています。
また鋭い洞察力で、いつもと違う変化を見落とさないことが製造工程の安定化や改善につながります。
世界中の患者さんの健康を支えている
たとえば薬の有効成分となる原薬の品質評価を実施する工場では、世界中の多くの患者さんの健康を支えているという、使命感と大きなやりがいを感じられるでしょう。
当社の品質管理は国際規格であるISO9001(グループ会社と同じ枠組みで認証取得済み)に沿って実施しており、医薬品に関してはGMP(Good Manufacturing Practice:医薬品の製造管理および品質管理の基準)を遵守した製造を行っています。GMPは、品質要件だけではなく製造する過程についても適切に管理し、品質の良い医薬品をつくることを目的として各国で整備されています。「人為的な誤りを最小限にすること」、「汚染および品質低下を防止すること」、「高い品質を保証するシステムを設計すること」を三原則としています。