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ポータブルエコーの活用メリット
活用メリット
ポータブルレントゲンは、コンパクトな装置にもかかわらず、低線量で高画質なX線画像が「その場」で撮れます。従来、在宅の患者は、様々な疾患を持っているものの入院患者のように簡単にX線撮影を行うことが出来ませんでした。しかし、ポータブルレントゲンにより、簡便にX線撮影が可能で、在宅医療の時短と質向上に貢献します。
肺、腹部の疾患や骨折の疑いがある場合、ポータブルレントゲンがないと、病院やクリニックでX線撮影しなければなりません。その場合、在宅患者を病院へ搬送する必要があり、患者だけでなく、付き添う家族や医師、スタッフの負担も大きくなってしまいます。しかし、在宅医療にポータブルレントゲンを導入することで、在宅先でのX線撮影が可能となり、患者、家族の負担軽減だけでなく、X線撮影の為だけに病院やクリニックに行かなくても済む、という「価値」を生み出します。
病院やクリニックでは、X線画像を早く確認できるので、診断、処置の時間短縮に貢献も期待できます。
在宅医療の現場では在宅患者を診察するためにさまざまな道具を持ち運ぶ必要があり、できるだけコンパクトで使い勝手の良い装置が求められています。ポータブルレントゲンはコンパクトな装置のため、現場までの持ち運びも容易に行え、簡単にX線撮影の準備をすることができます。
活用メリット
在宅医療の現場では、病院と同じだけの判断材料を持つのは難しい場合があります。例えば、尿量低下があった場合、その原因として尿路閉塞や脱水等が考えられますが、問診・身体診察だけでは判断しにくいこともあります。そんな時、常時携帯できるワンハンドサイズのポータブルエコーであれば、ポケットやカバンからとり出し、可視化したデータに基づいて、より的確な診察を素早く行うことができ、患者との信頼関係を深める事にも役立ちます。
体内を可視化したエコー画像を見せながら、診察について患者に説明することができるのでコミュニケーションが向上します。また、患者・患者家族だけでなく、他の医療関係者や施設との情報共有も重要です。ポータブルエコーの画像を共有することで「百聞は一見に如かず」、説明時間を短縮できるだけでなく、患者の状態を目で見ながら説明を受けることができるので、納得感・安心感が高まります。
ポータブルエコーの代表的な活用シーン
手・足が痛いなどの症状において、骨折疑いの患者へのX線撮影の実施を可能にします。通院が難しい患者様に対して、在宅でX線を活用した診療を行うことも可能です。
肺炎、気胸、胸水などの症状がある場合のX線撮影を可能にします。また、器官チューブの位置を確認することにも活用でき、患者様へ安心を提供することができます。
胆嚢炎、尿路結石、水腎症等の発熱や腹痛の重症化・病状評価に使用できます。また、尿道留置カテーテルの位置を確認したり、血尿の原因検索等、排尿トラブルにも使用できます。
膀胱内の尿や直腸の便貯留を可視化でき、排尿後の残尿計測や慢性便秘症の評価ができます。また、腹水・胸水の増減も可視化して経過観察でき、患者家族とも供覧できます。
ポータブルエコーラインアップ
「CALNEO Xair(カルネオ エックスエア)」*1は、在宅医療などにおいて簡便なX線検査を実現する携帯型X線撮影装置です。総重量約3.5kgで、医療施設から在宅療養者宅への運搬や、撮影準備が簡単に行えます。本製品での撮影時に、当社の画像読取技術であるISS方式*2とノイズ低減回路*3を用いた当社カセッテDR「FUJIFILM DR CALNEO FLOW(カルネオ フロー)」*4のような高感度検出に対応したカセッテDRを利用することで、低線量でも高画質な画像が得られます。
総重量約3.5㎏の小型サイズで、優れた携帯性と取り回しやすさを実現しました。
本製品は、当社のカセッテDR「カルネオ フロー」のような高感度検出に対応したカセッテDRを利用することで、低線量でも高画質な画像が得られます。また、カセッテDR付属のノートPC型コンソールを使えば、撮影した画像をその場ですぐに確認することができるため、後日の再訪問を伴う再撮影を防止することができます。
電源がない環境でも、内蔵バッテリーによる撮影が可能です。在宅医療だけでなく、災害現場など幅広いシーン*5での活用が期待されます。
保持装置は、X 線発生器を組み付けることで、X 線撮影用受像器の位置や撮影対象物の位置に対して、X線管の位置を調整・固定することができます。
撮影時にはかならず保持装置をご利用ください。
FUJIFILM DR CALNEO シリーズや、画像処理ユニット「Console Advance」と合わせて使用することで、低線量・高画質な撮影が可能に。画像処理技術「バーチャルグリッド」や、「ダイナミック処理」でさらに高画質な画像を提供します。
- FUJIFILM DR CALNEO Flow
- 販売名:デジタルラジオグラフィ DR-ID 1800 認証番号:302ABBZX00021000
- Console Advance DR-ID 300CL
- 販売名:富士フイルム DR-ID 300の構成品の画像処理ユニット 認証番号:221ABBZX00151000
浅部から深部まで広い視野を確保できるコンベックスプローブは、腹部を観察するのに適しています。
主な特長
- 本体とプローブをWiFi*1で接続しワイヤレスを実現。ポケットサイズのコンパクトさと軽量さを兼ね揃え、懸念される断線や感染リスクを軽減。
- 画像処理アルゴリズム「クリアビジュアライゼーショ*2」を搭載し、小型・ワイヤレスでありながら高画質を実現
- AI技術*3を活用して開発した膀胱尿量自動計測や、直腸観察ガイドなどのアプリケーションが排泄ケアをサポート
- プローブの電源を入れて20秒*4 で検査を開始。省電力設計によって長時間駆動を実現し、連続3時間*5の検査が可能
透析医療や神経ブロック、点滴など、穿刺が必要となる医療現場で活用できるリニアプローブは、薄型の先端部で穿刺手技を強力にサポートします。
主な特長
- 本体とプローブをWiFi*1で接続しワイヤレスを実現。
- 画像処理アルゴリズム「クリアビジュアライゼーショ*2」を搭載し、小型・ワイヤレスでありながら高画質を実現
- カラードプラ機能を搭載し、リニアプローブを用いることで血流評価が可能。
- プローブの電源を入れて20秒*3 で検査を開始。省電力設計によって長時間駆動を実現し、連続3時間*4の検査が可能
息苦しい、吐き気がする、悪寒がする、お小水が出ない、お腹が痛い、さらには転倒などによるケガ・・・。在宅患者の症状は様々です。日常的な便秘や排尿障害や服用中の薬物の影響、または感染症、腸閉塞、がんの転移、腹膜播種、肺炎、骨折などが潜んでいることもあります。問診や聴診、触診などの通常の診察では判断がつかないこともあり、診断や病院搬送の判断に戸惑う場合も少なくありません。このような課題を解決するのが携帯型X線撮影装置「CALNEO Xair」とワイヤレス超音波画像診断装置「iViz air」です。「CALNEO Xair」を用いて在宅で撮影した画像を、病院やクリニックに速やかに提供する事で、在宅医療の質向上への貢献が期待できます。また、撮影が適切に実施されている事はその場で確認できるので、再撮影等の負担も避けられます。
「iViz air」を活用することで、医師が診たい画像をその場で確認することができます。また、取得した画像を用いて、患者、患者家族へ画像見せな説明を受けることができるので、安心感が高まり、在宅医療の質向上に貢献します。
CALNEO Xairは、在宅向け医療機器に求められるコンパクト且つ軽量化を実現し、持ち運びに手間がかかりません。
関連商品のカセッテDRは、表面に凹凸がなく、防水対応(IPX6に準拠)しており、清掃も簡単です。また、カセッテDRの全面に「Hydro Ag(ハイドロエージー)」*1による抗菌処理を施しており、清潔に使用することが可能です。
訪問先に到着後の撮影準備も簡単です。X線装置の保持装置の組立てと各装置の電源を入れるだけで、撮影装置の準備は完了します。バッテリー駆動なので外部電源も不要です。CALNEO Xairと高感度なカセッテDRとの組み合わせにより低線量で高画質なX線画像を得ることができます。
カセッテDRのコンソールには、多彩な機能が搭載されています。散乱線低減処理(バーチャルグリッド)は 撮影条件(X線の強さ、量など)や撮影部位、被検者の体格などさまざまな要因の影響を受ける散乱線成分を高速かつ忠実に算出。散乱線によるノイズを抑制し、コントラストを調整しています。また、画像調整や画像データの外部出力など、在宅先での様々なシーンに対応できる機能を搭載しています。
iViz airはポケットサイズのワイヤレス・ポータブルエコーで、聴診器のように持ち歩くことが可能な「ポイントオブケア」に適した超音波診断装置です。患者の症状に合わせて、診たい場所をすぐに見ることができます。通常のフィジカルアセスメントでは分からないことも、iViz airで体内を可視化し、「画像で見る」ことで診察精度を向上させます。
浅部から深部まで広い視野を確保できるiViz airのコンベックスプローブは、腹部を観察するのに適しています。さらに、当社の画像処理技術「Clear Visualization(クリア ビジュアライゼーション)*2」により、超音波画像特有のスペックルノイズ*3を低減し、組織の境界や性状の描写力に優れた鮮明な画像を提供します。また低消費電力技術により連続スキャン3時間*4の長時間駆動を実現しており、バッテリー残量を気にせず、活用できます。
iViz airの最大の特徴はワイヤレスプローブである事。患者のベッド周りの環境によってはスペースが限られている事も多く、有線プローブの場合、無理な体勢で検査したり、患者に無理なつらい体勢をとってもらわなければならないケースもあります。iViz airはワイヤレスプローブのため、取り回しの自由度が大きく向上し、さらに、超音波ゼリーがコードに付着することもなく、プローブをディスポーザブルの袋に入れて清潔に検査することもできますので、プローブを清潔に保ち、感染症の予防をサポートします。
さらなる軽量化と高画質・低線量化を実現した「FUJIFILM DR CALNEO Flow G47/G77」のカタログ。CALNEOシリーズ最軽量のカセッテDRについて紹介いたします。
iViz air コンベックス
この資料は、在宅医療向けのiViz airの紹介資料です。在宅医療におけるiViz air コンベックス活用のメリットなどをまとめています。在宅では、問診、聴診、触診などでは判断がつかないこともあります。そんな時にiViz air コンベックスがどう役立つかをご紹介しています。