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日本

在宅医療におけるポータブルレントゲン・ポータブルエコー 活用について

このコンテンツは医療従事者向けの内容です。

在宅医療におけるポータブルレントゲン・
ポータブルエコーの活用メリット
ポータブルレントゲンの
活用メリット
1. “その場”で高画質なX線画像を得ることができる

ポータブルレントゲンは、コンパクトな装置にもかかわらず、低線量で高画質なX線画像が「その場」で撮れます。従来、在宅の患者は、様々な疾患を持っているものの入院患者のように簡単にX線撮影を行うことが出来ませんでした。しかし、ポータブルレントゲンにより、簡便にX線撮影が可能で、在宅医療の時短と質向上に貢献します。

2. 患者・患者家族へX線撮影時の負担軽減に貢献

肺、腹部の疾患や骨折の疑いがある場合、ポータブルレントゲンがないと、病院やクリニックでX線撮影しなければなりません。その場合、在宅患者を病院へ搬送する必要があり、患者だけでなく、付き添う家族や医師、スタッフの負担も大きくなってしまいます。しかし、在宅医療にポータブルレントゲンを導入することで、在宅先でのX線撮影が可能となり、患者、家族の負担軽減だけでなく、X線撮影の為だけに病院やクリニックに行かなくても済む、という「価値」を生み出します。
病院やクリニックでは、X線画像を早く確認できるので、診断、処置の時間短縮に貢献も期待できます。

3. コンパクトな設計で持ち運びが容易、すぐに準備できる

在宅医療の現場では在宅患者を診察するためにさまざまな道具を持ち運ぶ必要があり、できるだけコンパクトで使い勝手の良い装置が求められています。ポータブルレントゲンはコンパクトな装置のため、現場までの持ち運びも容易に行え、簡単にX線撮影の準備をすることができます。

ポータブルエコーの
活用メリット
1. より的確でより迅速な診察に貢献

在宅医療の現場では、病院と同じだけの判断材料を持つのは難しい場合があります。例えば、尿量低下があった場合、その原因として尿路閉塞や脱水等が考えられますが、問診・身体診察だけでは判断しにくいこともあります。そんな時、常時携帯できるワンハンドサイズのポータブルエコーであれば、ポケットやカバンからとり出し、可視化したデータに基づいて、より的確な診察を素早く行うことができ、患者との信頼関係を深める事にも役立ちます。  

2. 患者・患者家族とのコミュニケーションツールとしても

体内を可視化したエコー画像を見せながら、診察について患者に説明することができるのでコミュニケーションが向上します。また、患者・患者家族だけでなく、他の医療関係者や施設との情報共有も重要です。ポータブルエコーの画像を共有することで「百聞は一見に如かず」、説明時間を短縮できるだけでなく、患者の状態を目で見ながら説明を受けることができるので、納得感・安心感が高まります。

在宅医療におけるポータブルレントゲン・
ポータブルエコーの代表的な活用シーン
ポータブルレントゲン
ポータブルエコー
在宅医療で活用できるポータブルレントゲン・
ポータブルエコーラインアップ
ポータブルレントゲン
携帯型X線撮影装置 CALNEO Xair

「CALNEO Xair(カルネオ エックスエア)」*1は、在宅医療などにおいて簡便なX線検査を実現する携帯型X線撮影装置です。総重量約3.5kgで、医療施設から在宅療養者宅への運搬や、撮影準備が簡単に行えます。本製品での撮影時に、当社の画像読取技術であるISS方式*2とノイズ低減回路*3を用いた当社カセッテDR「FUJIFILM DR CALNEO FLOW(カルネオ フロー)」*4のような高感度検出に対応したカセッテDRを利用することで、低線量でも高画質な画像が得られます。

主な特長
小型・軽量化による優れた携帯性を実現

総重量約3.5㎏の小型サイズで、優れた携帯性と取り回しやすさを実現しました。
本製品は、当社のカセッテDR「カルネオ フロー」のような高感度検出に対応したカセッテDRを利用することで、低線量でも高画質な画像が得られます。また、カセッテDR付属のノートPC型コンソールを使えば、撮影した画像をその場ですぐに確認することができるため、後日の再訪問を伴う再撮影を防止することができます。

  • *1 販売名:ポータブルX線撮影装置 XD2000 認証番号:230ABBZX00077000
  • *2 ISS(Irradiation Side Sampling)方式。センサー(TFTパネル)を、X線照射面側に配置する方式。
    従来方式のFPD(X線画像平面検出器)に比べ、より減衰が少ない段階のX線エネルギーを光信号に変換でき、X線エネルギーの変換効率を高めることができる。
  • *3 X線情報をセンシングする性能を高め、かつX線を低ノイズで検出することを可能とした電気回路。
  • *4 販売名:デジタルラジオグラフィ DR-ID1800 認証番号:302ABBZX00021000
  • *5 室内での使用に限ります。
保持装置
キャスター付き、小型四脚の画像

以上を組み合わせて使用できます

保持装置は、X 線発生器を組み付けることで、X 線撮影用受像器の位置や撮影対象物の位置に対して、X線管の位置を調整・固定することができます。 
撮影時にはかならず保持装置をご利用ください。

キャスター付き
販売名︓保持装置 XD2000 ST-M
届出番号︓14B1X10022000128
製造販売業者︓富⼠フイルム株式会社

小型四脚
販売名︓保持装置 XD2000 ST-S
届出番号︓14B1X10022000129
製造販売業者︓富⼠フイルム株式会社

FUJIFILM DR CALNEO Flow
販売名:デジタルラジオグラフィ DR-ID 1800 認証番号:302ABBZX00021000
Console Advance DR-ID 300CL
販売名:富士フイルム DR-ID 300の構成品の画像処理ユニット 認証番号:221ABBZX00151000
ポータブルエコー
在宅医療の課題を解決する3つの特長

息苦しい、吐き気がする、悪寒がする、お小水が出ない、お腹が痛い、さらには転倒などによるケガ・・・。在宅患者の症状は様々です。日常的な便秘や排尿障害や服用中の薬物の影響、または感染症、腸閉塞、がんの転移、腹膜播種、肺炎、骨折などが潜んでいることもあります。問診や聴診、触診などの通常の診察では判断がつかないこともあり、診断や病院搬送の判断に戸惑う場合も少なくありません。このような課題を解決するのが携帯型X線撮影装置「CALNEO Xair」とワイヤレス超音波画像診断装置「iViz air」です。「CALNEO Xair」を用いて在宅で撮影した画像を、病院やクリニックに速やかに提供する事で、在宅医療の質向上への貢献が期待できます。また、撮影が適切に実施されている事はその場で確認できるので、再撮影等の負担も避けられます。
 「iViz air」を活用することで、医師が診たい画像をその場で確認することができます。また、取得した画像を用いて、患者、患者家族へ画像見せな説明を受けることができるので、安心感が高まり、在宅医療の質向上に貢献します。

携帯型X線撮影装置 CALNEO Xair
1. 軽量且つコンパクトな設計で持ち運びも清掃も簡単

CALNEO Xairは、在宅向け医療機器に求められるコンパクト且つ軽量化を実現し、持ち運びに手間がかかりません。
関連商品のカセッテDRは、表面に凹凸がなく、防水対応(IPX6に準拠)しており、清掃も簡単です。また、カセッテDRの全面に「Hydro Ag(ハイドロエージー)」*1による抗菌処理を施しており、清潔に使用することが可能です。

2. 訪問先で容易にX線撮影が出来る。

訪問先に到着後の撮影準備も簡単です。X線装置の保持装置の組立てと各装置の電源を入れるだけで、撮影装置の準備は完了します。バッテリー駆動なので外部電源も不要です。CALNEO Xairと高感度なカセッテDRとの組み合わせにより低線量で高画質なX線画像を得ることができます。

3. 多彩な機能を備えたコンソール(関連商品)

カセッテDRのコンソールには、多彩な機能が搭載されています。散乱線低減処理(バーチャルグリッド)は 撮影条件(X線の強さ、量など)や撮影部位、被検者の体格などさまざまな要因の影響を受ける散乱線成分を高速かつ忠実に算出。散乱線によるノイズを抑制し、コントラストを調整しています。また、画像調整や画像データの外部出力など、在宅先での様々なシーンに対応できる機能を搭載しています。

  • *1 2014年7月に当社が開発した抗菌コート技術。従来の銀系抗菌剤を使った抗菌コートに比べて約100倍の抗菌性能を実現。     
ワイヤレス超音波画像診断装置 iViz air
1. すぐに診たい場所が診れる・見える

iViz airはポケットサイズのワイヤレス・ポータブルエコーで、聴診器のように持ち歩くことが可能な「ポイントオブケア」に適した超音波診断装置です。患者の症状に合わせて、診たい場所をすぐに見ることができます。通常のフィジカルアセスメントでは分からないことも、iViz airで体内を可視化し、「画像で見る」ことで診察精度を向上させます。

2. 腹部用コンベックスプローブ・高画質・長時間バッテリー

浅部から深部まで広い視野を確保できるiViz airのコンベックスプローブは、腹部を観察するのに適しています。さらに、当社の画像処理技術「Clear Visualization(クリア ビジュアライゼーション)*2」により、超音波画像特有のスペックルノイズ*3を低減し、組織の境界や性状の描写力に優れた鮮明な画像を提供します。また低消費電力技術により連続スキャン3時間*4の長時間駆動を実現しており、バッテリー残量を気にせず、活用できます。

3. ワイヤレスプローブ

iViz airの最大の特徴はワイヤレスプローブである事。患者のベッド周りの環境によってはスペースが限られている事も多く、有線プローブの場合、無理な体勢で検査したり、患者に無理なつらい体勢をとってもらわなければならないケースもあります。iViz airはワイヤレスプローブのため、取り回しの自由度が大きく向上し、さらに、超音波ゼリーがコードに付着することもなく、プローブをディスポーザブルの袋に入れて清潔に検査することもできますので、プローブを清潔に保ち、感染症の予防をサポートします。

  • *1 富士フイルムがX線画像の分野で培った画像処理技術を応用して超音波に特化させた画像処理アルゴリズム。
  • *2 超音波の波長に比べて小さな散乱体群によって生じる散乱波が干渉して、ランダムにまだらな点状の像が発生する現象。
  • *3 新品のバッテリー、常温、デフォルト設定、バッテリーフル充電状態の場合。 
携帯型X線撮影装置 CALNEO Xair
携帯型X線撮影装置 CALNEO Xair 診断画像イメージ
ワイヤレス超音波画像診断装置
ワイヤレス超音波画像診断装置 診断画像イメージ
詳細資料・カタログなどのお問い合わせ
携帯型X線撮影装置「CALNEO Xair」

小型・軽量なポータルX線装置「CALNEO Xair」のカタログ。在宅医療で手軽なX線検査を実現します。

カタログ
一般X線撮影 間接変換FPD装置「FUJIFILM DR CALNEO Flow G47/G77」

さらなる軽量化と高画質・低線量化を実現した「FUJIFILM DR CALNEO Flow G47/G77」のカタログ。CALNEOシリーズ最軽量のカセッテDRについて紹介いたします。

カタログ
富士フイルムの在宅医療支援システム

軽量ポータブルX線装置、ポケットサイズエコーなど富士フイルムがご提案する、在宅医療支援システムについて紹介いたします。

カタログ
ポータブルエコー
iViz air コンベックス

iViz air コンベックスの概要、コンセプト、ワイヤレスや高画質、アシスト機能などの特長を詳しくご紹介している製品カタログです。

カタログ
ポータブルエコー
iViz air コンベックス

この資料は、在宅医療向けのiViz airの紹介資料です。在宅医療におけるiViz air コンベックス活用のメリットなどをまとめています。在宅では、問診、聴診、触診などでは判断がつかないこともあります。そんな時にiViz air コンベックスがどう役立つかをご紹介しています。

診療科別ソリューション資料
ポータブルエコー
iViz air リニア

iViz air リニアの概要、コンセプト、ワイヤレスや高画質、アシスト機能などの特長を詳しくご紹介している製品カタログです。

カタログ
富士フイルムのポータブルレントゲン、ポータブルエコー
CALNEO Xair

小型・軽量な携帯型X線撮影装置。

iViz air コンベックス

膀胱尿量自動計測機能搭載 ワイヤレス ポータブルエコー

iViz air リニア

カラードプラモード搭載 ワイヤレス ポータブルエコー