このニュースリリースは、報道機関向けに発信している情報です。
富士フイルムメディカル株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：川原 芳博)は、AI技術（*1）を活用した胸部X線画像病変検出ソフトウェア「CXR-AID（シーエックス アール エイド）」（*2）の国内の累計導入施設数が2000施設（*3）を突破したことをお知らせいたします。
胸部単純X線検査は、肺癌や肺炎、心臓疾患などのルーチン検査として多く実施されています。胸部単純X線画像は、骨や血管などが重なった画像のため読影が難しいとされています。また、健診では、医師は膨大な数の画像を読影しなければならないため、医師にとって大きな負担になっています。
「CXR-AID」はAI技術を活用して胸部単純X線画像から結節・腫瘤影、浸潤影、気胸が疑われる領域を検出し医師の画像診断を支援するソフトウェアです。「ヒートマップ表示機能」、「スコア表示機能」で3つの対象所見を検出し、その領域を医師が再確認することで見落とし防止を支援し、医師の負担軽減に貢献します。当社は、2021年8月に「CXR-AID」の販売を開始。クリニック向けには「CXR-AID」の動作環境を提供する小型拡張ユニット「EX-Mobile」（*4）とともに提供しています。販売開始以来、市場から高い評価を得て、このたび国内の累計導入施設数が2000施設を突破しました。
当社は「CXR-AID」をユーザーにとって最適な形で導入いただけるよう、オンプレミスモデル、小型拡張ユニット、クラウドサービスの3つの構成を揃え、小規模施設から大規模施設まで幅広く提供していきます。
今後も、医療機関にとって最適な提供方法・利用環境をご提案することで、多くの医療現場の画像診断支援やワークフローの支援に取り組んでいきます。
胸部Ｘ線画像病変検出ソフトウェア「CXR-AID」の詳細はこちら
https://www.fujifilm.com/jp/ja/healthcare/healthcare-it/diagnostic-support/cxr-aid
小型拡張ユニット「EX-Mobile」の詳細はこちら
https://www.fujifilm.com/jp/ja/healthcare/x-ray/digital-xray-imaging-related/ex-mobile
医療クラウドサービス「胸部X線CADサービス」（*5）の詳細はこちら
https://www.fujifilm.com/jp/ja/healthcare/healthcare-it/medical-cloud/chest-x-ray-cad
- *1 AI技術のひとつであるディープラーニングを設計に用いました。導入後に自動的にシステムの性能や精度が変化することはありません。
- *2 胸部X線画像病変検出ソフトウェア CXR-AID
販売名：胸部X線画像病変検出（CAD）プログラム LU-AI689型 承認番号：30300BZX00188000 - *3 胸部X線画像病変検出ソフトウェア「CXR-AID」と「CXR-AID」の動作環境を提供する小型拡張ユニット「EX-Mobile」を導入いただいた施設数の合計（2024年3月末時点）です。
- *4 EX-Mobileは、下記の付属品EX-M1です。（オプション）
販売名：デジタルラジオグラフィ DR-ID 1200 認証番号：226ABBZX00085000
販売名：デジタルラジオグラフィ DR-ID 1800 認証番号：302ABBZX00021000
販売名：富士画像診断ワークステーション CC-WS674型 認証番号：22200BZX00909000
なお、コンソールでの解析結果の表示は、「CXR-AID」による処理が実施されたことを確認するためのものであり、診断を目的としたものではありません。「CXR-AID」の解析結果を利用した読影は画像診断ワークステーションで行う必要があります。 - *5 本機能は胸部X線画像病変検出（CAD）プログラムLU-AI689型で実現しています。
販売名：胸部X線画像病変検出（CAD）プログラム LU-AI689型 承認番号：30300BZX00188
お問い合わせ
本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。
富士フイルムメディカル株式会社
マーケティング部
- * 記事の内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合（サービスの変更、組織変更など）がありますのでご了承ください。