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ニュースリリース

2024年4月1日

AI技術を用いて医師の読影業務の効率化を支援

AIプラットフォーム「SYNAPSE SAI viewer Ver2.4」提供開始

胸腹部のフィルタ機能を強化・ビューワ/計測機能を拡充

このニュースリリースは、報道機関向けに発信している情報です。

富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、医師の画像診断ワークフローを支援するAIプラットフォーム「SYNAPSE SAI viewer(シナプス サイ ビューワ)」(*1)の新バージョン「SYNAPSE SAI viewer Ver2.4」を、富士フイルムメディカル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:川原 芳博)を通じて4月10日より提供開始します。

2019年に発売した放射線科向け読影ビューワ「SYNAPSE SAI viewer」は、AI技術(*2)を用いて医師の診断精度向上と読影業務の効率化を図るビューワとして、肺結節検出プログラムや肋骨骨折検出プログラム等を中心とした胸部向け読影支援機能を搭載してきました。2021年に提供を開始したVer2.1以降、画像解析機能の対象部位を胸部から頭部、腹部領域へ拡大するなど機能の拡充を加速させています。「SYNAPSE SAI viewer」は、2023年12月時点で500以上の施設に導入いただいています。

今回提供を開始するVer2.4では、周辺組織と比較して高吸収/低吸収な領域を強調表示する機能「SAIフィルタ」の対象臓器を拡大。また、大動脈瘤の長径・短径を簡便に計測できる「大動脈ビュー」、ユーザーが指定した神経膠腫(グリオーマ)疑いのある領域内のVOIを抽出する「頭部関心領域セグメンテーション」を搭載しました。主な機能は以下となります。

造影CT画像で、膵臓吸収値強調フィルタを用いた表示。自動で計測を実施。

所見文候補作成機能により、関心領域の場所や大きさなどの計測値情報を自動入力。

富士フイルムは、AI技術ブランド「REiLI」のもと、AI技術の医療における活用の幅を広げることで、医療画像診断支援、術前シミュレーションの支援、医療現場のワークフロー支援などに取り組んでまいります。
 

  • *1 SYNAPSE SAI viewerは以下の医療機器を含む製品の総称です。
    SYNAPSE SAI viewer用 画像表示プログラム
    販売名:画像診断ワークステーション用プログラム FS-V686型 認証番号:231ABBZX00028000
    SYNAPSE SAI viewer用 肺結節検出プログラム
    販売名:肺結節検出プログラムFS-AI688型 承認番号:30200BZX00150000
    SYNAPSE SAI viewer用 画像処理プログラム
    販売名:画像処理プログラム FS-AI683型 認証番号:231ABBZX00029000
    SYNAPSE SAI viewer用 肋骨骨折検出プログラム
    販売名:肋骨骨折検出プログラム FS-AI691型 承認番号:30300BZX00244000
  • *2 AI技術のひとつであるディープラーニングを設計に用いました。導入後に自動的にシステムの性能や精度が変化することはありません。
  • *3 本機能はユーザーが領域を指定することで利用できる機能であり、ソフトウェアが疑わしい領域を検出する機能(自動診断機能)ではありません。

1. 品名
SYNAPSE SAI viewer 用画像表示プログラム
販売名:画像診断ワークステーション用プログラム FS-V686型
認証番号:231ABBZX00028000

SYNAPSE SAI viewer 用画像処理プログラム
販売名:販売名:画像処理プログラム FS-AI683型
認証番号:231ABBZX00029000

2. 提供開始時期
2024年4月10日
 

お問い合わせ

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富士フイルムメディカル株式会社
マーケティング部

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