2024年2月2日
富士フイルム和光純薬株式会社
前立腺癌と良性の前立腺疾患の識別に優れた体外診断用医薬品「ミュータスワコー S2,3PSA・i50」
富士フイルム和光純薬株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:吉田光一)は、前立腺癌と良性の前立腺疾患の識別に優れた体外診断用医薬品「ミュータスワコー S2,3PSA・i50」が保険適用されたことをお知らせいたします。
本製品は、迅速測定が可能な全自動蛍光免疫測定装置「ミュータスワコー i50」の専用試薬で、富士フイルム和光純薬と国立大学法人弘前大学が共同で開発したものです。PSA検査で前立腺癌が疑われる患者に対する二次スクリーニング検査に本製品を活用することで、F/T%PSAを用いた従来の検査法と比較して、前立腺癌と良性疾患の識別精度が向上します。この度の保険適用により、本製品が臨床現場で広く活用されるようになることで、前立腺癌ではない患者への針生検の低減につながると期待できます。
≪保険適用の内容≫
- 測定項目:D009 26 S2,3PSA%
- 測定原理:LBA法
- 測定目的:血清中のレクチン反応性による分画比S2,3PSA%の測定(前立腺癌の診断補助)
- 参考点数:248点
≪本製品の特長≫
「ミュータスワコー S2,3PSA・i50」は、「ミュータスワコー i50」を用いての専用試薬で、約9分でS2,3PSA%を自動算出することができます。
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